鹿児島西署は2日、鹿児島市武岡4、元農協職員江口剛史容疑者(30)を有印私文書偽造・同行使、詐欺の疑いで逮捕した。
発表によると、江口容疑者はJAかごしま中央の支店で渉外担当をしていた2010年11月、預金者の男性(70)の印鑑を預かり、男性が払い戻しを依頼したように装って払戻請求書を偽造。
男性の口座から10万円を引き出し、だまし取った疑い。
11年7月、別の職員が男性から「(江口容疑者から)現金預かり証の代わりに名刺に裏書きをして渡された」と相談を受け、内部で調査して発覚した。
江口容疑者は「借金の返済に充てた」と容疑を認めているという。
JAかごしま中央は同年9月、顧客の普通預金や定期積み金など約1272万円を着服したとして江口容疑者を懲戒解雇。
12年5月、弁済分を除いた約640万円をだまし取ったとして同署に詐欺と業務上横領容疑で告訴していた。
同署は余罪も調べる。
(2013年3月3日 読売新聞)
2013-03-03 05:15 (読売新聞)
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