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偽造免許証で口座詐取容疑 杉本健多容疑者(36)と増子恵多容疑者(32)ら5人逮捕 愛知県警

架空の氏名を記載したうその運転免許証を使い、口座を開設したとして、男5人が逮捕されました。 有印公文書偽造などの疑いで逮捕されたのは、千葉県市川市の杉本健多容疑者(36)と=埼玉県上尾市の増子恵多容疑者(32)ら男5人です。 警察によりますと5人は、去年12月、架空の氏名を使...

月曜日

生活保護費不正受給:大阪・東淀川区役所、確認せず 容疑の男逮捕

偽名を使って大阪市から生活保護費を不正受給したとして、大阪府警東淀川署は27日、同市東淀川区下新庄4、無職、坂本敏和容疑者(39)を詐欺容疑で逮捕したと発表した。市は本人確認せずに約3年間で総額約300万円の保護費を支給。昨年9月に偽名だと把握したのに被害届を出していなかった。
 逮捕容疑は08年10月、偽名で東淀川区役所に生活保護を申請。10年2月までに約190万円をだまし取ったとしている。府警によると、「生活費や遊ぶ金がほしかった」と容疑を認めている。
 市によると、坂本容疑者は08年8月、大阪府茨木市内の路上で倒れているところを保護され、病院に入院。その際、偽名を名乗って茨木市から生活保護費を受け取った。退院後に大阪市に転居し、東淀川区役所に保護費を申請。区役所は戸籍などで本人確認できなかったが、茨木市で受給実績があったため、08年10月に支給を開始した。

無銭宿泊:無職の男、容疑で再逮捕 被害154万円−−大津署 /滋賀

大津署は27日、京都市東山区祇園町のホテルに無銭宿泊したとして住居不定、無職、谷野智行被告(34)=別の詐欺罪で起訴=を詐欺容疑で再逮捕した。逮捕容疑は3月20日〜同28日、1泊10万円以上する同ホテルの部屋に滞在。ほぼ毎晩舞妓を呼んで宴会を開くなど豪遊し、宿泊代や飲食代など計約154万円を踏み倒したとされる。容疑を認めている。
 谷野被告は今月2日、大津市内の飲食店で約4000円の無銭飲食をしたとして同容疑で現行犯逮捕、起訴された。この時の所持金は9円。「3月上旬にお金を持って実家を出た」と話しており、同署が余罪を調べている。

投資救済詐欺:容疑の男逮捕 元締的役割か /千葉

過去の投資詐欺の被害金を取りもどす名目で高齢者から金をだましとったとして、県警捜査4課は28日、アメリカ在住で自称ホテル・カジノ経営、渡辺昌宏容疑者(43)を詐欺容疑で逮捕した。同様の手口による被害が相次ぎ、渡辺容疑者は関与が疑われている詐欺グループの元締的役割をしていたとみられ、同課は関連を調べている。被害総額は8000万円以上とみられるという。
 逮捕容疑は昨年10月〜今年1月、柏市内に住む無職男性(70)方に電話をかけて「奥さんが生前、投資詐欺被害にあって数百万を出資した。証券協会を通して返還してもらうため、カネを振り込んでほしい」などと言い、現金450万円をだまし取ったとしている。

金曜日

水源地投資詐欺:指南役共犯の女、逃亡先から出頭 大阪府警逮捕

北海道の水源地などを巡る投資詐欺事件で、実行グループにだましの手口を指南したとして、詐欺容疑で国際指名手配されていた東京都内の女(45)がタイから帰国し、大阪府警に逮捕されていたことが捜査関係者の話で分かった。女の勤務先の投資会社を事実上経営する男(47)も海外に逃亡中で、府警は詐欺容疑で逮捕状を取り行方を追っている。
 捜査関係者によると、女は24日夕に府警に出頭した。男は投資詐欺集団を率いており、実行グループに顧客名簿や勧誘方法を伝えていたほか、別のグループにも詐欺の手口を指南して上納金を得ていたとされる。
 一方、詐欺罪などで起訴された実行グループのリーダー、菊次達朗被告(46)の初公判が25日、大阪地裁であり、検察側は詐欺行為が組織的に繰り返されていたとして、組織犯罪処罰法違反(組織的詐欺)罪に訴因変更する意向を示した。

スーダンポンド詐欺:「だまされたふり」で逮捕 金取りに来た容疑者ら−−五所川原署 /青森

アフリカ・スーダンの外貨投資話で現金をだまし取ったとして、五所川原署と県警捜査2課は25日、東京都荒川区町屋6、自称無職、清水智巳(35)、埼玉県和光市下新倉3、自称自営業、長田知裕(40)の2容疑者を詐欺容疑で再逮捕した。
 容疑は2月下旬、岡山県総社市上林の無職女性(70)にスーダンポンド紙幣の購入を勧めるパンフレットなどを送り、「高値で買い取る」などとうそを言って現金450万円をだまし取ったとしている。
 スーダンポンド詐欺は全国各地で相次いでおり、同署は北海道、宮城、岡山の3道県警と共同捜査に着手。3月13日に同署管内の70代女性から同様の手口で「現金300万円をだまし取られた」との申告を受けた。
 再び容疑者から現金の要求があったため、同署は現金の受け渡しを女性に約束してもらい、3月16日に女性宅に現れた容疑者を詐欺未遂容疑で逮捕。県内初の「だまされたふり作戦」で身柄を押さえた。その後の調べで余罪が発覚した。

木曜日

宝くじ偽造:容疑で無職男を逮捕−−富山中央署 /富山

1等1000万円のスクラッチ宝くじを偽造して現金をだまし取ろうとしたとして、富山中央署は23日、住所不定、無職、坂井敬尚容疑者(49)を、詐欺未遂と偽造有価証券行使の容疑で現行犯逮捕した。容疑を認めているという。
 逮捕容疑は、同日午前11時20分ごろ、富山市桜橋通りの宝くじ売り場に偽造した1等宝くじを持ち込み、賞金の支払いを求めた、としている。
 同署によると、この宝くじは削った3カ所とも数字の1が出れば1等で、偽造された宝くじは1カ所に上から1が張り付けられていた。売り場の係員が気づき、金融機関を通じて同署に通報。駆けつけた署員が坂井容疑者の身柄を確保した。

詐欺:転売目的で発注、代金1400万円詐取 容疑の男逮捕 /山口

岩国署は24日、発注書を偽造して納入させたパソコンソフトを転売し、代金1421万円をだまし取ったとして、岩国市門前町1、アルバイト、上田聡容疑者(36)を詐欺容疑で逮捕した。2万点のソフトを納入させ、未納金は約1億円に上るという。
 逮捕容疑は、上田容疑者は転売目的で、同市の機械部品製造会社に「大手の専門学校と取引がある。仲介するので商品を入れてみないか」と持ちかけて虚偽の発注書を作成。11年5月23、27の両日、写真加工などのパソコンソフト計1230点(代金約1421万円)を納入させたとしている。上田容疑者は容疑を認めている。
 同署によると、上田容疑者は10年8月ごろ〜11年5月、計約2億5000万円分の2万点以上のソフトなどを同社に発注。関西地方のリサイクルショップに転売していた。支払いが滞ったことから、同社の男性社長(47)が署に相談していた。

交通事故を偽装、容疑で男再逮捕 保険金詐欺事件 兵庫

交通事故を偽装した保険金詐欺事件で、県警交通捜査課などは25日、詐欺の疑いで、神戸市西区神出町紫合の会社員、岩本則之被告(37)=詐欺罪で起訴=を再逮捕し、明石市魚住町清水の自動車販売業、長田将三容疑者(41)ら男2人を逮捕した。県警によると、長田容疑者は「事故には関係していない」と容疑を否認、他の2人は認めているという。一連の保険金詐欺事件での逮捕者は計8人となった。
3人の逮捕容疑は、平成20年10月、稲美町の県道交差点で、軽自動車同士の事故を起こして負傷者が出たと偽装し、保険会社から治療費などの名目で計約530万円をだまし取ったとしている。

雇用安定助成金不正受給 詐欺容疑、県内初の立件

川越市内の会社社長ら男2人が国の中小企業緊急雇用安定助成金を詐取したとされる事件で、県警捜査2課と川越署は25日、川越市今成、内装会社「ルーミング」の社長渕上力(40)と同市田町、社会保険労務士の清水隆久(32)の両容疑者を詐欺容疑で逮捕したと発表した。
同助成金の不正受給を巡り、詐欺容疑での立件は県内初。埼玉労働局が3月に刑事告発していた。同局は「悪質なケースには厳しく対応したい」としている。
県警の発表によると、2人は2010年2~3月、雇用の実態がない従業員延べ22人を「休ませた」とする虚偽の受給申請を、3回にわたり川越公共職業安定所に提出。同助成金約380万円をだまし取った疑い。
渕上容疑者は「資金繰りのためにやった」と供述。清水容疑者は「申請はしたが、だますつもりはなかった」と容疑を否認している。清水容疑者は同社以外にも、別会社で発覚した数件の不正受給事案で代理申請していたとみられ、県警で調べている。
中小企業緊急雇用安定助成金の不正受給は、県内では2011年度に26件、約3億3580万円相当分が発覚。今回は、社保労務士が関与した疑いが浮上した点や、架空雇用だった点などから、労働局が悪質と判断し、刑事告発に踏み切ったという。
厚生労働省によると、同助成金制度は、景気悪化の影響を受けた事業者が、従業員を解雇せずに一時的に休業などの扱いにしたり、教育訓練させたりした場合、国がその手当などの一部を最大で9割補助する制度。08年秋のリーマン・ショック以降、景気悪化で中小企業が従業員を解雇することなどを防ぐため、08年12月に創設された。
申請書類を基に、各労働局が事業計画や理由などを通常約2か月間審査する。同省の担当者は「従業員を解雇したり、つぶれたりする恐れがある会社を救うための制度で、迅速な支給が原則」と説明。「書類が整っていたら、不正と見抜くのは難しい」とこぼす。対策として、事業者が休業開始後に現地調査を行い、本当に休業状態かを確認するなどしている。
しかし、膨大な申請に審査が追いつかないのが現状のようで、同省は「各労働局での人員確保が目下の課題」としている。
全国で11年度に判明した不正受給は153事業所の約24億円。各労働局は、10年11月以降の申請事案で不正が発覚した場合には、企業名を公表するなど対策を強めている。これまでに悪質なケース9件が刑事告発されているという。

スーダン通貨取引詐欺容疑 青森県警が男2人逮捕

青森県警五所川原署は25日、アフリカのスーダンの通貨の価値が上がるなどと嘘を言い、岡山県の女性から現金をだまし取ったとして、詐欺容疑で東京都荒川区町屋、自称無職、清水智巳容疑者(35)と埼玉県和光市下新倉、自称自営業、長田知裕容疑者(40)を逮捕した。
 逮捕容疑は、2月末から3月初めに、岡山県内の女性(70)にスーダンの通貨スーダン・ポンドの価値が今後、日本で上がるので購入すれば高値で買い取るなどと持ちかけ、購入代金名目で現金計450万円をだまし取った疑いが持たれている。

 スーダン・ポンドは日本の金融機関では取引できない。

 スーダン・ポンドをめぐる詐欺事件では、山形県警が今月7日、香川県の女性から現金をだまし取ったとして東京都の男を逮捕している。

ランド投資詐欺事件、容疑の男2人を逮捕/神奈川

架空の投資話による現金詐取事件で、県警と静岡、埼玉両県警の合同捜査本部は25日、詐欺の疑いで、東京都江東区、職業不詳の容疑者(31)を新たに逮捕し、同区、無職の容疑者(43)=詐欺罪で起訴=を再逮捕した。一連の事件での逮捕者は計7人となった。

 逮捕、再逮捕容疑は、2人は2009年11月下旬から10年1月下旬までの間、埼玉県三郷市の60代の無職女性方で、女性に「(南)アフリカの(通貨の)ランドは銀行の金利と比べものにならないくらい、高配当が得られる」などとうその投資話を持ち掛け、3回に分けて現金1050万円をだまし取った、としている。

 県警によると、両容疑者は容疑を否認。一連の事件での被害は、関東一円で約210件、約7億7千万円に上るとみられるという。

日曜日

2億3000万円詐取か 詐欺グループリーダーら逮捕

架空のファンドに出資すれば手持ちの未公開株を買い取ると偽って現金をだまし取ったとして、警視庁捜査2課は19日、詐欺の疑いで、東京都千代田区平河町、会社役員、芳賀彰容疑者(27)ら6人を逮捕した。同課によると、芳賀容疑者は容疑を否認しているという。
同課は6人以外にもこれまでに芳賀容疑者をリーダーとする詐欺グループ20人を逮捕。昨年9~10月の2カ月間で全国の122人から約2億3千万円をだまし取っていたとみている。だまし取った金は暴力団に渡っていた可能性があるという。

逮捕容疑は昨年9~10月、さいたま市の無職男性(78)に電話をかけ「未公開株の返還請求を代行している。そのためにまず優良なファンドを買ってくれないか」などと偽り、現金100万円をだまし取ったとしている。

同課によると、芳賀容疑者らは未公開株詐欺事件の被害者名簿などをもとに電話を繰り返していた可能性があるという。また、押収した容疑者の携帯電話からは、だまし取った札束をポケットに入れてふざけ合う容疑者の写真が発見されている。

佐賀の男を詐欺容疑で逮捕 ネットにうその出品情報

インターネットオークションでバッグを販売するように装い現金をだまし取ったとして、宮城県警若柳署は21日、詐欺の疑いで佐賀県有田町戸杓乙、飲食店従業員、横石和人容疑者(28)を逮捕した。
 逮捕容疑は3月中旬、ブランド品のバッグを実際には持っていないのに、携帯電話のオークションサイトに出品情報を載せ、同月21日、宮城県栗原市のアルバイト女性(21)に、指定した口座に現金約3万円を振り込ませた疑い。

 若柳署によると、横石容疑者は「遊ぶ金が欲しかった」と容疑を認めているという。

詐欺容疑:銀行口座開設でウソ 暴力団組員を逮捕 千葉

暴力団員でないと偽って自分名義の銀行口座を開設したとして、千葉県警捜査4課は21日、同県船橋市前原西1、指定暴力団6代目山口組系組員、与那嶺裕也容疑者(27)を詐欺容疑で逮捕した。
 逮捕容疑は、10年6月、同県市川市内の銀行の支店で、自分名義の預金口座の開設を申し込んだ際、女性店員から反社会的勢力でないことの確認を求められ、暴力団員でないと告げ、通帳とキャッシュカードを作ったとしている。与那嶺容疑者は容疑を認めている。
 同課によると、同銀行の新規口座開設の申込書には、反社会的勢力による口座開設を拒否するただし書きがあり、それを偽ったことが詐欺に当たるとしている。

土曜日

詐欺容疑で中学教諭を逮捕

海外旅行から帰国した際にかばんを盗まれたと偽って保険金約24万円を詐取したとして、大阪府警関西空港署は4日、詐欺容疑で、奈良県橿原市立光陽中学教諭、喜多聡容疑者(39)=同県葛城市疋田=を逮捕した。同署によると容疑を認めているという。
 逮捕容疑は昨年8月中旬、「関西国際空港で外国人に道を教えていたら、かばんを盗まれた」と損保会社に嘘をついて保険金を請求し、同月29日、約24万円を振り込ませたとしている。

 喜多容疑者は台湾旅行から戻った昨年8月4日、同署に被害届を提出したが、空港の防犯カメラには、該当するかばんを持った喜多容疑者が映っていなかったほか、喜多容疑者が平成18年8月~19年12月にも同様の被害届を3回提出していたことから、捜査員が喜多容疑者の名前を覚えており、捜査を続けてきた。喜多容疑者は18年以降、逮捕容疑以外に、海外旅行保険金として5件計約180万円を受け取っていたという。

1円で液晶テレビ詐取した容疑

インターネット契約を前提としたテレビの値引き制度を悪用し、家電量販店から液晶テレビを1円でだまし取ったとして、島根県警松江署は17日、詐欺の疑いで、大阪市浪速区塩草、飲食店アルバイト昌子裕也容疑者(23)を逮捕した。
 同署によると、昌子容疑者はテレビをリサイクル店に転売し、インターネット工事を拒否していた。容疑を否認しているが、県内で同様の被害が数件あり、関連を調べている。
 この店ではテレビ購入と同時にインターネット契約をすることで商品代金を3万~4万円値引きし、値引き額がテレビの価格を上回る場合は1円で販売している。

詐欺容疑で小学校教頭逮捕

宮崎県警捜査2課は3日、風俗店の女性従業員に料金を支払う際、偽造の一万円札を使用したとして、詐欺容疑で鹿児島県鹿屋市西原、同市立小学校教頭肝付八生容疑者(50)を逮捕した。
 逮捕容疑は3月下旬、宮崎県都城市内のホテルで、20代の派遣型風俗店の女性従業員に料金を支払う際、偽造した一万円札2枚を使用した疑い。

ケータイ転売で5000万円荒稼ぎ 詐欺容疑で私立大学生ら逮捕

転売目的で携帯電話を販売店からだまし取ったとして、警視庁サイバー犯罪対策課は、詐欺の疑いで、住所不定、無職、鈴木翼被告(27)と東京都練馬区谷原、私立大学生、北畠大士容疑者(22)を逮捕した。

 同課によると、鈴木容疑者は、インターネットの掲示板などを通じて集めた北畠容疑者ら延べ500人に1〜2万円のバイト代を払うなどして、計5000台の携帯電話を買わせ転売。
約5000万円の利益を得たとみられる。
2人とも容疑を認め、鈴木容疑者は「平成22年12月ごろからやり始めた。自分では買えなくなった昨年2月以降、他人に買わせていた」などと供述しているという。

 逮捕容疑は、昨年6月5日午後1時ごろ、転売目的で新宿区新宿の携帯電話販売店で、携帯電話2台を料金後払いで購入。
同日午後4時ごろ、同区歌舞伎町の別の販売店で、同種の手続きで高額なスマートフォンに機種変更して計4台(約14万円相当)をだまし取ったとしている。

 同課によると、後払い契約だった端末代や使用料は踏み倒し、転売して利益を得ていた。同課は、転売された携帯電話が振り込め詐欺事件などに使われたとみて調べている。

失業給付金400万円を不正受給 7人逮捕

休眠状態の会社を解雇されたと偽って、失業給付金およそ400万円を不正に受け取っていたとして、県警察本部は富山市の無職の男ら7人を詐欺の疑いで逮捕しました。

 逮捕されたのは富山市の無職・米澤孝之(よねざわ・たかゆき)容疑者をはじめ、高岡市や愛知県の男女合わせて7人です。

 県警などによりますと、7人は去年2月から8月ごろにかけて、営業実態がない富山市内の健康器具販売会社を解雇されたと偽り、富山公共職業安定所などに偽造した離職票などを提出、失業給付金およそ400万円を不正に受給した疑いが持たれています。

 主犯格とみられる米澤容疑者は、この会社に経営の助言をしていたと話しているということで、会社の印鑑などを使って離職票などを偽造していたとみられています。

 残る6人のうち、2人は米澤容疑者にほかの4人を紹介、この4人が給付金の受け取り役になったということです。

 警察ではほかにも事件に関与した人物がいるとみて調べを進めています。

 なお、米澤容疑者ら2人は、詐欺の罪で、7日付けで起訴されています。

大洋で完全試合の元投手ら逮捕 財団かたり詐欺容疑

架空の財団への協力金と称して、会社社長から現金をだましとったとして、石川県警は19日、元プロ野球大洋の投手島田源太郎(72)=東京都台東区池之端4丁目=と自称工芸家の福田作美(70)=住居不定=の2容疑者を詐欺の疑いで逮捕した、と発表した。いずれも容疑を否認しているという。
 金沢東署によると、2人は2006年3月、「総合芸術文化財団」という財団名をかたり、「財団に協力金を振り込めば5億円を出資する」とうそをつき、金沢市の男性社長(68)から計200万円をだまし取った疑いがある。
 島田容疑者は宮城県気仙沼高校から大洋に入団し、1960年8月、阪神を相手に史上最年少の20歳11カ月で完全試合を達成した。

詐欺:架空社債を売り、1000万円 容疑で3人逮捕 /東京

架空の医療機器会社の社債を売りつけ、現金1000万円を詐取したなどとして、警視庁捜査2課は19日、世田谷区上祖師谷2、会社員、出沼卓巳容疑者(29)ら3人を詐欺容疑で逮捕したと発表した。同課は、出沼容疑者をリーダー格とする詐欺グループが昨年2〜10月、同様の手口で11都道県の18人から計約1億円をだまし取った可能性があるとみている。
 逮捕容疑は昨年8〜9月、群馬県安中市の男性会社員(62)方に実在しない投資顧問会社の社員などを装って電話をかけ、「医療機器会社の社債を購入してもらえば、2倍で買い取る」などと架空の投資話を持ち掛け、現金1000万円を詐取したなどとしている。
 捜査2課によると、出沼容疑者ら2人は容疑を否認し、残る1人は認めているという。同課は昨年10月以降、グループのメンバー11人を既に詐欺容疑などで逮捕している。【前谷宏】

詐欺:マンション積立金詐取容疑で男逮捕 警視庁

東証1部上場の不動産業「太平洋興発」(東京都台東区)が管理業務を委託されていたマンション管理組合から7000万円をだまし取ったとして、警視庁捜査2課と蔵前署は2日、埼玉県鶴ケ島市松ケ丘4、同社元契約社員、奥沢輝雄容疑者(60)を詐欺容疑で逮捕した。同課は、奥沢容疑者がほかにも東京都と山梨県のマンション計7棟の管理組合から約5億5000万円をだまし取った可能性があるとみている。

 逮捕容疑は昨年4月、東京都港区のマンションで、管理組合の理事長に「組合の口座を増やす必要があるので、銀行届け出印を用意して」とうそをつき、組合名義の新規口座を開設。同10月までに組合の元の口座から新口座に修繕積立金計7000万円を無断で振り込んで、だまし取ったとしている。

 捜査2課によると、奥沢容疑者は容疑を認めているという。

 同社の内部調査で着服が発覚。奥沢容疑者は社内調査に「競馬などに使った」と認め、今年2月、懲戒解雇された。

 同社は「業務の見直しや内部監査の強化により再発防止に努めたい」としている。

【神奈川】「介護つきマンション」入居金詐欺 逮捕の社長夫婦、別の女性からも入居金詐取で再逮捕・・・平塚

神奈川・平塚市で、完成のめどが立たない「介護つきマンション」の入居金を だまし取ったとして逮捕された不動産会社社長夫婦が、 別の女性に対しても入居一時金をだまし取ったとして再逮捕された。 再逮捕された秦野市の不動産会社「コスモス」の社長・山崎 辿(やまざき・たどる)容疑者(63)と、 妻で役員の山崎 みどり容疑者(57)は、2008年2月ごろ、平塚市の90代の女性に対し、完 成のめどが立たないにもかかわらず、「ことしの4月末には完成するので入居できる」と言って、 市内の介護つきマンション「サンオリーブ」の入居一時金750万円をだまし取った疑いが持たれている。 警察は、さらに余罪についても捜査している。

振り込め詐欺で3人逮捕 家賃滞納でアジト発覚 1千ページ以上の名簿

息子を装い電話をかけて友人への借金返済名目で現金をだまし取ったとして、警視庁捜査2課は詐欺の疑いで、自称東京都東久留米市新川町、無職、角佑介容疑者(30)ら3人を逮捕した。同課によると、3人はいずれも容疑を否認しているという。
 3人が詐欺のアジトに使っていたとみられる練馬区内のマンションからは、都内の高校卒業者など1千ページ以上の名簿や携帯電話20台以上が押収されており、同課は組織の全容解明を進める。

 逮捕容疑は1月下旬、東京都西東京市の無職男性(63)方に次男を装って「株で大損して友人への借金が返せない」などと嘘の電話をかけ、現金50万円を振り込ませてだまし取ったとしている。

 1月下旬、アジトになっていたマンションを管理する不動産業者から「家賃の滞納が続いている」と練馬署に相談があったため、同署員が業者の立ち入りに同行。その際、部屋内に大量の名簿や携帯電話が残されていたことから捜査を進めていた。部屋は昨年10月に契約が結ばれ、一度も家賃が支払われていなかったという。

詐欺:密売グループにマンション提供 容疑で3人逮捕 /東京

イラン人の違法薬物密売グループにマンションの部屋を提供したとして、警視庁組織犯罪対策特別捜査隊は9日、不動産会社「シティプランナー」社長、佐藤慎祐(31)=神奈川県大和市林間1=と不動産仲介業、酒井利郎(38)=渋谷区代々木1=の両容疑者ら計3人を詐欺容疑で逮捕したと発表した。
逮捕容疑は09年12月と11年3月、密売グループのイラン人の男(22)=覚せい剤取締法違反罪などで公判中=らが使用する世田谷区と目黒区内のマンション2室を、酒井容疑者名義で契約したとしている。
組特隊によると、佐藤容疑者は密売グループのリーダーから200万円で契約を依頼されたとみられる。部屋は薬物の保管場所として利用されていたという。

架空のマンション転売話で詐欺 不動産ブローカー再逮捕

架空のマンション転売話を持ちかけ、手付金名目で5000万円をだまし取ったとして、警視庁捜査2課は詐欺などの疑いで、不動産ブローカーの滝沢雅弘被告(55)=別の詐欺罪などで起訴=を再逮捕、不動産会社社長の久保隆利容疑者(67)を逮捕した。同課によると、2人は容疑を認めている。 同課の調べによると、滝沢容疑者らは東京都港区の不動産会社に対し、第三者が所有するマンション(同千代田区)の架空の転売話を持ちかけ、「(自分と)所有者との契約は終了している」と偽の不動産売買契約書を示すなどして、平成18年7月下旬ごろ、手付金名目で5000万円を詐取した疑いが持たれている。 滝沢容疑者は契約書の印鑑や預金通帳を偽造しており、詐取した金は借金の返済に充てられたという。 手付金支払い後、滝沢容疑者らと連絡が取れなくなった被害者の不動産会社側が18年10月、実際のマンション所有者と面会したことで不正が発覚したという。

換気扇フィルター販売詐欺で男を逮捕 マンションの若者ねらう 京都府警


若者の住むマンションを訪問し、換気扇のフィルターが必要だとうそを言って
現金をだまし取ったなどとして、京都府警生活環境課と西京署などは16日、
詐欺容疑などで、大阪府守口市寺方錦通、訪問販売業、小野実也容疑者(28)を逮捕した。
大阪、和歌山など関西一円で同様の手口による約500人、約300万円の被害が
確認されているといい、府警が調べている。

逮捕容疑は、他の男1人と共謀し、5月9日から26日にかけて、京都市山科区などの
ワンルームマンションを訪問し、大学4年の女子学生(21)らに「換気扇にはフィルターが必要」
などと言って、この学生ら2人から現金計約1万2千円をだまし取ったなどとしている

詐欺:中核派の横浜市職員ら2人逮捕 住居と偽り活動拠点 /神奈川

住居と偽ってマンションを中核派の活動拠点として使用していたとして、
県警公安3課と大船署は11日、横浜市旭区役所総務部税務課職員、庄山正(57)=同市金沢区富岡西6=と
職業不詳、高橋亘(59)=同市西区宮崎町=の両容疑者を詐欺容疑で逮捕した。
同課によると、2人は中核派の活動家で、黙秘しているという。

逮捕容疑は昨年2月27日、活動拠点として使う予定なのに庄山容疑者の住居にするとして、
同市南区山王町2にあるマンション1室の賃貸契約を所有者と結んだとしている。

同課によると、部屋はワンルームで、同派の活動家7、8人が頻繁に出入りしていたといい、
労働組合の事務所として使われていたとみられる。県警は11日、部屋を家宅捜索し、機関紙やビラなどを押収した。

金曜日

FXに関する詐欺容疑で元社長逮捕

外国為替証拠金取引(FX)で高配当をうたった海外の投資会社「ファンドシステム・インコーポレイテッド」による無登録営業事件で、高松地検特別刑事部は17日、高額な配当が得られると偽って現金をだまし取ったとして、詐欺の疑いで、元社長伊藤由紀彦容疑者(49)=金融商品取引法違反罪で公判中=を逮捕した。逮捕容疑は、2008年7月~09年6月にかけ、虚偽の売買実績が記載された書面などを示して「利益率が年50%を切ったことはない」などとうその説明をし、出資金名目で神奈川県内と兵庫県内の女性2人から計2千万円をだまし取った疑い。同地検によると、伊藤容疑者は容疑を否認している。

FX詐欺容疑で男4人逮捕 被害7億円か

神奈川、埼玉両県警などは17日までに、外国為替証拠金取引(FX)で高配当が得られるとうそをつき、客から約2千万円をだまし取ったとして、詐欺の疑いで東京都豊島区の会社社長、国分寛紀容疑者(39)と埼玉県狭山市の会社員、木沢浩司容疑者(43)=いずれも準詐欺罪で起訴=ら男4人を逮捕した。
 神奈川県警によると、4人はFXを扱う会社の同僚だったが、独立して投資組合などを開設。平成17年以降、9都県の約200人から計約7億5千万円の出資金を集めたとみられ、客の約8割が高齢者だった。集めた金は国分容疑者が経営する飲食店の資金や給与に使われていたという。

 4人の逮捕容疑は、21年12月、神奈川県横須賀市の80代女性と50代の長女に電話で、運用実体がないのに「マイナスには絶対にしない」などと言い、出資金名目で約2千万円をだまし取ったとしている。

FX出資金名目詐欺容疑 新たに1人逮捕 神奈川県警

外国為替証拠金取引(FX)への出資金名目の詐欺事件で、神奈川県警は31日、新たに東京都江東区平野の無職、亀山克徳容疑者(43)を逮捕した。県警によると、容疑を否認している。
 県警によると、亀山容疑者は会社役員、国分寛紀被告(39)=詐欺罪で起訴=らと共謀、FX取引で運用する出資金名目で現金をだまし取ることを計画。平成20年12月から21年3月にかけ3回、山梨県内の会社員の男性(63)に「銀行金利と比べものにならない高配当が得られる。出資金の5%の手数料が必要」などと持ちかけて計525万円をだまし取った疑いが持たれている。

 県警によると、20年4月以降、神奈川など1都8県で約200件の被害が確認され、被害総額は約7億5千万円に上っている。

アライド 杉本淑枝 逮捕 FX詐欺事件

大阪市中央区の投資会社「アライド合同会社」が無登録で外国為替証拠金取引(FX取引)運用ファンドへの出資金を集めていた事件で、金融商品取引法違反(無登録営業)容疑で逮捕されたアライド代表社員の杉本淑枝 すぎもと としえ容疑者が、出資金のうち約6600万円をアライドの口座から引き出していたことが、大阪、高知両府県警の合同捜査本部の調べでわかった。
合同捜査本部は杉本容疑者らが出資金を私的に流用していた疑いもあるとみて調べを進める。
合同捜査本部の調べでは、アライド合同会社は20都府県で約280人から20億円余りを集めたが、2007年9月から事務所を閉鎖する昨年11月までの間、実際に運用した約3億6000万円でほとんど利益を出せず、3億2000万円の損失を出していた。
配当金や経費を差し引いた約3億円の出資金が使途不明で、うち約6600万円は、杉本容疑者が事務所閉鎖直前にアライドの口座から小切手で引き出していたこともわかった。
アライドは杉本容疑者を講師役に、出資を募る説明会を各地で開催。昨年4月中旬、高知市で開いた説明会で、「6年間負けなしのスゴ腕トレーダー。日本で5本の指に入るんですよ」と紹介された杉本容疑者は、「ニューヨークなど海外の銀行に友達がいて、誰より早く為替情報が入る」と強調したという。
合同捜査本部は、アライドがマルチ商法型の勧誘で出資者を次々と増やしていたとみて詳しく調べる。

無登録業者の契約無効

《日本経済新聞4月7日付より》
金融庁は未公開株を巡る詐欺被害への対策を抜本的に強化する。未公開株販売の週つぃとなっている無登録業者との売買契約そのものを無効にする新ルールを設けるほか、罰則も厳しくする。高齢者などに紙くず同然の未公開株を売りつける詐欺が後を絶たない事態を重く見て、より踏み込んだ対応に乗り出す。
「上場間近のB社の未公開株を買いませんか」。神奈川県在住の60代男性に聞き覚えのないA社から勧誘の電話がかかってきたのは昨年秋。男性は断ったが、それから1週間後に、今度は別のC社から「B社の株を持っていたら高値で買い取りたい」という電話がかかってきた。
B社は本当に有望な会社なのかもしれないと思い込んだ男性は、最初に電話をしてきたA社に連絡し、B社の未公開株を300万円で購入。C社が500万円で買い取ると言っていたためだ。その後C社の電話は不通になっており、詐欺だったことに気がついたときは手遅れになっていた。
結託した複数の業者が登場する巧妙な手口は「劇場型」と呼ばれ、最近の未公開株詐欺の中でもとくに被害が多いケースだ。国民生活センターへの相談件数は2008年度までは3000件前後で推移していたが、2009年度には6114件に急増。2010年度は4月5日時点の登録分で7862件に達しており、さらに増える可能性が高い。
金融庁が金融商品取引法で新設を予定しているのは、こうした無登録業者と結んだ未公開株や社債の売買契約を原則無効にするという民事ルールだ。無登録業者はそもそも違法だが、契約は民事上は有効。このため被害者側がお金を取り戻すためには「無知に付け込まれて買わされた詐欺」ということを自ら立証する必要があり、「裁判の実務上、極めて難しかった」(消費者問題に詳しい江川剛弁護士)。
新ルールができれば、逆に業者側が詐欺ではないと立証できない限り契約自体が無効でお金を被害者に返さなければならなくなる。また無登録業者による広告や勧誘行為を禁止し、3年以下の懲役か300万円以下の罰金という罰則もそれぞれ5年以下、500万円以下(法人の場合は5億円以下)に引き上げる。
未公開株詐欺をめぐってはかねて消費者委員会などで「対応が手ぬるい」と批判されてきた金融庁は、今回のルール新設を「行政として取りえる最大限の手段」(幹部)と位置付ける。同庁の検査・監督の網の外にある無登録業者への対応は以前から課題だった。
ただ新ルールは万能薬ではない。悪質な業者はすぐに所在を変えてしまうし、裁判に勝てても被害金が戻ってくるかは不透明だ。引き続き利用者の注意は欠かせない。

■未公開株購入名目詐欺で逮捕 アセアン技術開発合同会社

実体のない会社の未公開株購入名目で現金をだまし取ったとして、警視庁愛宕署は、札幌市中央区南3条西、派遣社員、稲田昭吾容疑者(32)ら男女4人を詐欺の疑いで逮捕した。同署によると、稲田容疑者ら3人は容疑を認め、1人は否認している。同様の手口で全国の約200人から計約2億円をだまし取ったとみて調べている。
 逮捕容疑は昨年8月から10月にかけて、名古屋市西区の無職男性(77)に電話をかけ、「あなたが持っている未公開株を高値で買い取ってくれるファンドが見つかった」とうそを言ったうえで、交換条件として、ファンドが指定する東京都港区の貿易会社『アセアン』という会社の株を購入するよう持ちかけ、5430万円をだまし取ったとしている。
 この貿易会社に経営実態はなく、同署はこれまでに詐欺容疑で、手口の指南役の男ら4人を逮捕。その後の捜査で、北海道を拠点に活動していた稲田容疑者らのグループの関与が浮上したという。

無登録で未公開株勧誘=元社長ら逮捕、被害9億超―グリーンシート悪用・大阪府警

廃棄物処理会社「日本ティーエムアイ(TMI)」(長野県松本市)の未公開株をめぐり、無登録で投資を募ったとして、大阪府警生活経済課は18日、金融商品取引法違反(無登録営業)容疑で、元同社社長加納千之(65)=同市平田東=、経営コンサルタント顧問菊池薫(49)=東京都中央区勝どき=両容疑者ら計16人を逮捕した。
同課によると、未公開株市場のグリーンシート銘柄に指定されたことをうたい文句にしており、制度を悪用した投資勧誘が摘発されたのは初めて。30都道府県以上の156人に販売し、総額約9億6600万円を得ており、うち8億円近くが使途不明といい、同課は資金の流れを調べている。
他に逮捕されたのは、福岡市東区美和台新町、「キャタリスト証券」(那覇市)社長佐藤修一容疑者(44)ら。加納、菊池両容疑者は容疑を否認しているが、佐藤容疑者ら7人は認めているという。
逮捕容疑は2011年1~6月、大阪市の会社役員の男性(85)ら6636人に対し、無登録でTMI株購入を持ち掛けた疑い。
同課によると、加納容疑者から資金繰りの相談を受け、菊池容疑者がTMI株の高値売却を計画。10年9月、佐藤容疑者を通じてグリーンシート銘柄に指定させた。
投資勧誘は菊池容疑者の指示の下、TMI大阪支店が行い、全国の高齢者に「グリーンシート銘柄の有望株」「上場予定」などと電話をかけ、47万株を1株当たり400~1500円で販売していたという。

未公開株詐欺容疑、15人再逮捕 大阪

廃農薬処理会社「日本ティーエムアイ」(T社、長野県松本市)の未公開株をめぐる詐欺事件で、府警生活経済課は18日、詐欺容疑で、経営コンサルタント会社役員、菊池薫被告(50)=詐欺罪などで起訴=ら計15人を再逮捕した。菊池容疑者の逮捕は5回目。「株式の販売は部下に任せており、自分は全く知らない」と一貫して容疑を否認しているという。逮捕容疑は、昨年2~6月、T社が上場する見込みがないのに「上場して株価が上がる」などと偽り、神戸市垂水区の無職の男性(78)ら3人にT社株を売り、計3715万円をだまし取ったとしている。

未公開株名目の詐欺容疑で、会社社長を逮捕(愛知県)

ベンチャー企業の未公開株の取得を名目に自営業の男性から現金100万円をだまし取ったとして、愛知県警は5日、コンサルティング会社の男の社長を逮捕した。社長は容疑を否認している。
詐欺の疑いで逮捕されたのは、名古屋市中区にあるコンサルティング会社「ユーロアセットマネジメント」社長・大久保周一容疑者(63)。
警察の調べによると、大久保容疑者は5年前、三重県鈴鹿市に住む自営業の男性(50)に対し、「ベンチャー企業の未公開株を買えば必ず儲かる」などとウソを言って、現金100万円をだまし取った疑いがもたれている。警察の調べに対し、大久保容疑者は「金はだまし取っていない」などと、容疑を否認している。警察は大久保容疑者がこの男性から同様の手口で合わせて約2000万円をだまし取ったとみる一方、他にも被害者がいる可能性が高いとみて、余罪を厳しく追及する方針。

未公開株投資者リスト悪用か 被害金返還詐欺グループ5人を再逮捕 千葉

「未公開株詐欺の被害金を取り戻せる」と架空の組合などによる救済話を持ちかけ、組合への加入金名目で現金をだまし取ったとして、県警捜査4課などは19日、詐欺容疑で千葉県市川市南大野、無職、坂口太亮被告(22)ら男5人=いずれも別の詐欺事件などで逮捕=を再逮捕した。
 同課によると、容疑者の一部は「渡された名簿に記載されている番号に電話をかけていた」と供述。同課は、未公開株への投資歴を持つ人のリストが犯罪グループに出回っているとみて捜査している。

 逮捕容疑は昨年10~11月、大阪府吹田市の無職女性(67)宅に「過去の未公開株詐欺の被害を取り戻すことができる」と電話し、現金計600万円をだまし取ったとしている。

未公開株詐欺:4容疑者を逮捕…警視庁

架空の未公開株の投資話を持ちかけ現金を詐取したとして、警視庁愛宕署は9日、札幌市中央区南3西1、派遣社員、稲田昭吾容疑者(32)ら4人を詐欺容疑で逮捕したと発表した。4人のうち稲田容疑者ら3人は容疑を認めているという。同署は、稲田容疑者らが同様の手口で約200人から約2億1000万円をだまし取ったとみている。
 逮捕容疑は、11年8月中旬から10月中旬までの間、証券関連会社の社員を装い、未公開株を所持していた名古屋市西区の男性(77)に購入時と同額で買い取ると伝え、「別の未公開株を買えば1.2倍で買い戻す」などと持ちかけて5430万円を詐取したとしている。
 愛宕署によると、現金を振り込ませていた口座には、都内の別グループの勧誘を受けた被害者からの送金もあり、関連を調べている。

【逮捕】「イラク・ディナールの価値が上がる」と虚偽で勧誘、詐欺未遂で男3人を逮捕

京都府警は、イラク通貨のディナールを、価値が上がると偽って高値で購入するよう持ち掛けたとして、自称自営業・林一秀容疑者(35歳、東京都杉並区在住)ら3人を、詐欺未遂容疑で逮捕したと、10月1日に発表した。

読売新聞によると、ディナール購入を巡る摘発は日本全国で初めてという。3人は容疑を否認している模様である。

両報道によると、3人の逮捕容疑は、互いに共謀して9月28日午後に、京都市北区の女性(72歳)方を訪れ、2万5,000ディナール紙幣(約1,800円相当)について、「紙幣のプログラムを書き換えることで[注釈 1]、価値を10万円に上げる方法がある」と虚偽の説明をし、50枚を計325万円で売り付けようとしたというもの。

イラク通貨詐欺で4人逮捕=「復興したら価値上がる」

イラクやスーダン通貨の価値が上がると偽り現金をだまし取ったとして、千葉県警捜査2課と佐賀県警の合同捜査本部は17日までに、詐欺容疑で東京都港区芝浦、自称派遣社員白熊真幸容疑者(24)ら男4人を逮捕した。逮捕時は4人とも否認していたが、その後3人が認めたという。
同課によると、被害者は宮城や新潟など27都道府県の男女47人、被害額は約1億3800万円に上る。4人は「イラクが復興したら通貨の価値が上がる」と勧誘していたが、南スーダン独立が話題となった昨年11月以降、販売通貨をスーダンの通貨に切り替えていたという。
逮捕容疑は昨年7月~今年1月、愛知県豊橋市の自動車部品製造会社の男性社長(75)宅に「イラクディナールを買い取ります」などと電話。その後、通貨販売会社を装って電話するなどして、イラクとスーダンの紙幣計171枚(約30万円相当)を1080万円で売り付けた疑い。

東京女子医大の女医逮捕 “カラ通院”で保険金詐欺

接骨院の通院日数を水増しして交通事故の保険金をだまし取ったとして、東京女子医大医師、石井まどか容疑者(32)=東京都荒川区東尾久=ら計3人が10日までに、詐欺容疑で警視庁交通捜査課に逮捕された。石井容疑者は1日しか通院していないのに229日と偽装し、3人で計約400万円を詐取した疑い。「認識の甘さからやってしまった」と容疑を認めている。

 逮捕されたのは石井容疑者のほか、元接骨院経営の無職小林一道(57)=東京都中野区大和町=と、同接骨院の元院長の柔道整復師、小林京志(たかし、45)=同板橋区前野町=の両容疑者。逮捕容疑は3人で共謀し、09年1月に交通事故に遭った石井容疑者が、一道容疑者が当時経営していた接骨院に通った日数を200日以上水増しし、施術証明書などを偽造し同年12月までに保険会社から、慰謝料や治療費名目などで計約400万円を詐取した疑い。うち石井容疑者が約265万円、一道容疑者ら2人が126万円を詐取したとされる。

 石井容疑者は東京女子医大の東医療センターに勤務する内科医。一道容疑者は石井容疑者の叔父にあたり、詐欺行為を働きかけたとみられる。石井容疑者のケガは、実際には全治1週間程度で、通院したのは1回だけだったが、申告された通院日数は229日。医療センターで勤務していたり宿直していた日も、通院していたように装っていたという。

 一道容疑者の接骨院では、ほかにも通院日数の水増しが疑われるケースが10数件あり、同課が調べを進めている。

 調べに対し3人とも容疑を認めており、石井容疑者は「叔父に言われた通り、保険請求に加担してしまった。認識の甘さからやってしまった」と供述している。

 東京女子医大は「教育、診療ともに大変真面目に行っていた医師でしたので、大変驚いています。医師が逮捕されたことは誠に遺憾であり、深くおわびいたします」とコメント。処分については「事実関係を調べたうえで厳正に対処したい」とした。

聴覚障害者狙うマルチ商法詐欺「ヴィヴ」幹部ら有罪判決

東京のソフトウエア販売会社「ヴィヴ」による聴覚障害者らを狙ったマルチ商法事件で、組織犯罪処罰法違反(組織的詐欺)罪に問われた実質的経営者の浦壁伸周被告(68)ら6人の判決公判が10日、大阪地裁で開かれた。 横田信之裁判長は浦壁被告に懲役2年6月、執行猶予4年(求刑懲役5年)、元社長の冨田将一朗被告(35)に懲役3年、執行猶予4年(求刑懲役5年)、ほかの4人に懲役2年6月~1年6月、執行猶予4~3年(求刑懲役4~2年)を言い渡した。

自動車保険金詐欺容疑で共犯の男を逮捕

交通事故を偽装して保険金をだまし取ったとして容疑者6人が逮捕された事件で、和歌山西署は4日、新たに住居不定、無職の玉置正人容疑者(42)を自動車保険金詐欺などの容疑で逮捕した。
 同署によると、玉置容疑者は6人と共謀し、平成23年6月26日、田辺市神島台の県道で普通乗用車同士による追突事故を起こし、保険会社から傷害一時金給付保険などの保険金45万円をだまし取った疑い。さらに追突した車が契約する保険会社に慰謝料に関する保険請求をしていたが、警察からの通報により未遂に終わっていた。容疑者らの供述から犯行が判明した。玉置容疑者は容疑を認めているという。

住宅リフォーム詐欺容疑で男2人逮捕

床下工事代金名目で現金をだまし取ったとして、埼玉県警大宮西署は20日までに、詐欺の疑いで東京都新宿区西早稲田、無職、高柳雅治被告(35)=同罪で公判中=と、和光市中央、無職、水野勝也被告(41)=同罪で起訴=を再逮捕した。
 大宮西署の調べでは、高柳容疑者らは平成23年10月ごろから11月ごろまでの間、さいたま市内の無職女性(75)方など4軒を訪問し、床下の排水管に損傷がないのにあるように装って、隠し持っていた破損した排水管のパイプを見せ、排水管工事代金名目で現金計90万円をだまし取った疑いが持たれている。

 大宮西署によると、高柳容疑者らは事前に、被害者宅に「東日本大震災の影響で床下の配水管が緩んだり壊れたりしている家があり、無料で点検しています」と電話、信用させた上で犯行を繰り返していた。被害にあったのは

太陽光発電宅狙い詐欺容疑で4人逮捕 「業者倒産、工事代金戻ってくる」 茨城県警

太陽光発電システムが設置された住宅を狙い、設置業者が倒産したと嘘を言って仲介手数料名目で現金をだまし取ったとして、茨城県警生活環境課は20日、詐欺グループを摘発したことを発表した。詐欺などの疑いで逮捕されたのは、東京都新宿区若松町、リフォーム業、中下洋明容疑者(59)、千葉市稲毛区稲毛東、警備員、君塚正行容疑者(68)ら4人。
 逮捕容疑は、昨年11月6日、「太陽光発電システム設置業者は悪徳業者だった。倒産したため、ローンの解約ができ、払い込んだお金が戻ってくる」などと偽り、つくば市の女性会社員(53)から仲介手数料として45万3000円をだまし取った疑いなど。同課によると、中下容疑者ら3人は調べに対し、「解約できるとは言ったが、返金されるとは言っていない」と話し、容疑を否認しているが、1人が容疑を認めている。

 同課によると、中下容疑者らは平成22年6月ごろから、つくば市、日立市、古河市、稲敷市と茨城県内の広い範囲で、犯行に及んでいた。余罪を含め、5件で被害総額約100万円に上るとしている。

ベトナム株で詐欺容疑 投資会社社長ら逮捕

ベトナム未公開株の投資ファンドに投資すれば高配当が得られるなどとうたい、出資金をだまし取ったとして、千葉、静岡両県合同捜査本部は17日、詐欺容疑で千葉市の投資会社「JAM」の社長、網中徳次容疑者(54)ら4人を逮捕した。同社はこれまでに約1万人から200億円以上を集めたとされ、捜査本部は被害の実態解明を進める。逮捕されたのはほかに、同社経理担当の野尻裕子(46)、匿名組合を主宰する会社役員、土江正徳(37)ら3容疑者。土江容疑者は容疑を認めているが、網中容疑者らは「(逮捕容疑の時期は)ベトナム株はやめていた」などと否認している。捜査本部によると、JAMは別の社名を名乗っていた2004年10月~08年3月、43都道府県の約1万人の出資者から計約218億円を集金。「別の出資者を紹介すれば配当がある」などと持ち掛け、顧客を増やしていたとされる。「ベトナムは急成長しているので株は絶対に上がる。未公開株に投資すれば3~4倍になる。元金は間違いなく保証される」などと持ちかけたが、ベトナム未公開株を運用した実態はないとみられる。

注文の品と違うとウソ…“弁償しろ”詐欺で31歳男逮捕

注文の品と違うなどとうそを言い、弁償費用名目で食品会社などから金をだまし取ったとして、愛知県警昭和署は9日までに、詐欺の疑いで大阪市大正区泉尾のアルバイトの男(31)を逮捕した。昨年1~10月、返品の難しい魚や肉を扱う生鮮食品会社を電話帳で探して電話をかけていた。43都道府県の約110社から約7000~5万7000円の計約300万円を詐取した疑いがあるとみている。

 逮捕容疑は昨年10月上旬、名古屋市昭和区の食肉店に「すき焼きに使う肉を買ったが焼き肉用だった。代わりの肉を送られても迷惑なので、費用を弁償しろ」などと購入客を装って電話をかけ、自分名義の口座に1万5000円を振り込ませ、詐取した疑い。

通帳詐欺容疑で神奈川の無職男を逮捕、口座は振り込め詐欺に利用される

通帳詐欺容疑で神奈川の男逮捕 宇都宮南署

宇都宮南署は2日、詐欺の疑いで
神奈川県横浜市青葉区市ケ尾町、無職熊谷貞之容疑者(42)を逮捕した。

逮捕容疑は、横浜市内の金融機関で第三者に使わせる目的を隠して、
自己名義の口座を開設。普通預金通帳1枚とキャッシュカード1枚を、だまし取った疑い。

口座は振り込め詐欺に利用されている。容疑を認めている。 

【滋賀】通帳とキャッシュカード詐取、県職員逮捕

滋賀県の職員が、他人に譲り渡す目的を隠して自分名義の銀行口座をつくり、
通帳とキャッシュカードを騙し取ったとして逮捕されました。

詐欺の疑いで逮捕されたのは、滋賀県湖東農業農村振興事務所・農産普及課の主査・池田二郎容疑者(42)です。

池田容疑者は先月、彦根市内の銀行で他人に譲り渡す目的を隠して
普通預金の口座を開設し、通帳とキャッシュカードを騙し取った疑いがもたれています。

調べに対し池田容疑者は「パチンコの必勝情報を教えてもらうためにキャッシュカードを東京方面に送ったが、
銀行から騙し取ったつもりはない」と容疑を否認しています。

池田容疑者が作った通帳は、今月16日、神奈川県の72歳の女性が狙われた振り込め詐欺未遂事件の
口座と同じものだったことが分かっていて、警察が関連を調べています。

4容疑者を再逮捕 郡山拠点・通信教育詐欺事件

郡山市を拠点とした通信教育をめぐる振り込め詐欺事件で、県警捜査2課と郡山署、愛知県警は4日、詐欺の疑いで主導的役割を担った郡山市菜根の会社員佐原隆広容疑者(25)=詐欺などの罪で起訴=ら4人を再逮捕した。
 このほか逮捕されたのは、本籍南会津町、住所不定無職、大森遼(23)=同罪などで起訴、郡山市の無職小林優作(27)=同罪などで起訴、同市の無職川瀬裕太(24)=同罪で起訴=の3容疑者。
 逮捕容疑は、2010(平成22)年6月中旬ごろ、4人は共謀し、「ワールドエンタープライズ」という架空の社名を名乗って三重県松阪市の男性会社員(53)に電話をかけ、「通信教育の最後の講座を受講するために費用が掛かる」などと偽って、2回に分けて現金計9万8370円を指定する銀行口座に振り込ませた疑い。

「検事」と偽り200万詐取 結婚詐欺のチャット男逮捕

検事と偽るなどして結婚話を持ちかけ、交際女性から200万円をだまし取ったとして、清水署は13日、詐欺の疑いで静岡市清水区向田町、無職、柿沼行夫容疑者(53)を逮捕した。

調べでは、柿沼容疑者は昨年12月25日、那覇市内の女性会社員(37)に「クレジットカードがスキミング被害にあった」とうそをつき、カード会社への補填(ほてん)金名目で200万円をだまし取った疑い。

柿沼容疑者は昨年秋、携帯電話のチャット出会い系サイトで女性と知り合い、「静岡地検の検事」と職業や名前などを偽り、交際していた。

投資詐欺団トップを国際手配=手法考案、香港出国—大阪府警など

水源地や金山開発をめぐる投資詐欺事件で、大阪府警など9府県警が詐欺容疑で、香港などに出国した経営コンサルタントの男(47)=東京都文京区=と女(45)=江東区=の逮捕状を取り、国際刑事警察機構(ICPO)を通じて指名手配したことが19日、捜査関係者への取材で分かった。
 事件の逮捕者は37人に上り、男は昨年逮捕されたリーダー格の菊次達朗被告(46)=詐欺罪で起訴=と同格のトップ。詐欺の手法を考案したとされる。
 捜査関係者によると、詐欺団は東京と大阪を拠点に高齢者宅に電話。「大雪山」などのダミー会社を持ち出し、水源地などの権利販売と買い取りを使い分け、数十億円を詐取したとみられる。勧誘電話役、口座の調達役、金の引き出し役などがあり、報酬はグループごとに分配されていた。

細木数子さんの弟が詐欺容疑逮捕

茨城県警日立署は27日、県の融資制度を悪用して水戸市内にある信用金庫から約3000万円をだまし取ったとして、詐欺容疑で東京都町田市の画家細木久慶容疑者(66)を逮捕した。県警などによると細木容疑者は人気占い師細木数子さん(67)の弟。
 調べによると、細木容疑者は、既に同容疑で逮捕、起訴されている同県友部町の元住宅建築業白山真一被告(59)ら4人と共謀して、04年2月に県の中小企業向けの融資制度を悪用し信用金庫から金をだまし取ることを計画。休眠状態にあった白山被告の建築会社を使い、売上高を水増しするなどした決算書を提出し同年4月、約3000万円を口座に振り込ませ詐取した疑い。細木容疑者は「融資は受けたが、だました覚えはない」と容疑を否認しているという。

 細木容疑者は76年の総選挙に旧東京4区から新自由クラブ推薦で出馬。姉の数子さんの応援を受けたが次点で落選。その後も3回続けて落選した。その後は雑誌「週刊千葉」などを発行する千葉新聞社の社長を務めた。数子さんは04年2月、写真誌に「弟とはすでに絶縁している」などと語っており、最近は交流はないようだ。

詐欺:架空社債を売り、1000万円 容疑で3人逮捕

架空の医療機器会社の社債を売りつけ、現金1000万円を詐取したなどとして、警視庁捜査2課は19日、世田谷区上祖師谷2、会社員、出沼卓巳容疑者(29)ら3人を詐欺容疑で逮捕したと発表した。同課は、出沼容疑者をリーダー格とする詐欺グループが昨年2〜10月、同様の手口で11都道県の18人から計約1億円をだまし取った可能性があるとみている。
 逮捕容疑は昨年8〜9月、群馬県安中市の男性会社員(62)方に実在しない投資顧問会社の社員などを装って電話をかけ、「医療機器会社の社債を購入してもらえば、2倍で買い取る」などと架空の投資話を持ち掛け、現金1000万円を詐取したなどとしている。
 捜査2課によると、出沼容疑者ら2人は容疑を否認し、残る1人は認めているという。同課は昨年10月以降、グループのメンバー11人を既に詐欺容疑などで逮捕している。

逮捕の6人 振り込め詐欺を統括か

ファンドへのうその出資話を持ちかけて78歳の男性から現金100万円をだましとったとして、都内に住む20代から50代の男6人が逮捕され、警視庁は20人の振り込め詐欺グループを統括していたとみて調べています。
逮捕されたのは東京・千代田区の会社役員の芳賀彰容疑者(27)ら20代の男5人と50歳の男の合わせて6人です。
警視庁の調べによりますと、6人は去年9月から10月にかけて、さいたま市の78歳の男性に債権の回収業者を名乗って電話をかけ、社債や未公開株への出資を取り戻すなどとうそを言ったうえで、「返還を受けるには別のファンドへの出資が必要だ」などと持ちかけて、現金100万円を銀行口座に振り込ませてだまし取ったとして、詐欺の疑いが持たれています。6人はいずれも「詐欺はしていない」などと容疑を否認しているということです。
警視庁によりますと、6人は新宿区のビルを拠点に振り込め詐欺をしていたとして去年摘発された20人のグループを被害者に電話をかける「かけ子」として雇うなど統括していたということです。事務所には多額の現金が保管され、押収された携帯電話のデータからは、男らが分厚い札束をジャケットのポケットに入れたり机の上に積んだりした姿を写した画像が見つかったということです。
警視庁は少なくとも全国の120人余りから合わせて2億3300万円をだまし取っていたとみて組織の実態解明を進めています。

四国霊場に出没する75歳女、お遍路装う詐欺

お遍路姿をして通行人から旅費名目で金をだまし取ったとして、香川県警に詐欺容疑で逮捕された住所不定、無職熊塩孝子容疑者(75)が2010年4月頃から、香川、徳島、愛媛3県の霊場や繁華街で少なくとも30件(被害総額約100万円)の寸借詐欺を繰り返していたことがわかった。
 調べに対し、「四国ではお遍路が大事にされるので、すぐにお金を出してくれた」と供述しているという。
熊塩容疑者は2月25日頃、高松市の路上で同市の女性(73)に「東京から遍路に来たが、帰りの旅費がないので貸してほしい」と声をかけ、1万円を詐取した疑いで今月10日に逮捕された。
 捜査関係者によると、熊塩容疑者の手帳には約100人の連絡先が書かれており、県警が連絡を取って余罪が判明。熊塩容疑者は白衣(はくえ)姿で金剛(づえ)を持って3県の霊場などに現れ、高齢女性らに「主人と娘を相次いで亡くし、悲しみを癒やそうと遍路に来た」と身の上話をし、信用させていた。被害者の中には40万円を現金書留で熊塩容疑者の宿泊先に送った人もいたという。

権利金詐欺、指南役を手配…容疑で大阪府警

水源地の権利や金山採掘権の販売を巡る権利金詐欺事件で、一連の権利話をでっち上げ、詐欺グループに指南していた元証券会社員の男について、大阪府警が詐欺容疑で逮捕状を取り、指名手配していたことがわかった。男は約20通りの架空の権利話を、複数の詐欺グループに教え、だまし取った金の一部を受け取っていたとみられる。府警は、男が同様の被害を全国に拡散させた可能性が高いとみて、全容解明を進める。
 捜査関係者らによると、男は、同事件のグループトップとされる菊次達朗被告(46)(起訴)に「水源地の権利」と「金山の採掘権」を使った詐欺の手法を指南。菊次被告らは摘発されるまでに数十億円をだまし取っていたとされ、男は、詐取金の13・5%を菊次被告から上納させていた。
 男は、権利売買などの投資商品に精通しているとされ、東京都内で投資会社を実質経営していたが、現在は海外に逃亡している。虚偽の権利話と、詐欺グループが販売業者や買い取り業者など複数の業者を演じ分けて顧客の投資意欲をあおる「劇場型」手口と組み合わせ、「商材」と称して複数のグループに教えていたという。
 これまでの調べなどで、菊次被告らのグループのほか、架空の融資話を高齢者らに持ちかけた詐欺事件で、神奈川など16道府県警が今年2月に摘発したグループにも男の商材が提供されていたことが判明した。山形県小国町で問題となった、地下水開発の権利売買を巡る投資勧誘でも関与が疑われている。
 菊次被告らによる詐欺事件の捜査の過程で、男の存在が浮上。周辺には暴力団関係者らも出入りしていたという。府警は、男が作った「商材」が多くの詐欺グループの手に渡った疑いがあるとみて調べている。
 権利金詐欺事件 北海道・大雪山系の水源地や、福岡県内の金山開発などの権利を販売するとうたい、高齢者らから現金をだまし取ったとして、大阪など9府県警が昨年9月以降、37人を詐欺容疑などで逮捕した。菊次被告をトップに、電話での勧誘役や、現金引き出し役などに分かれていたとされ、被害総額は数十億円に上るという。

水曜日

マルチ商法詐欺容疑でアドバンス社長逮捕

聴覚障害者らを対象にしたソフトウエア開発販売会社「ヴィヴ」(東京都千代田区)によるマルチ商法で、大阪府警生活経済課は1月7日、詐欺容疑で同社元社長冨田将一朗容疑者(33)、同社の実質的経営者で「アドバンス」(東京都中央区)社長浦壁伸周容疑者(66)ら計7人を逮捕した。  調べによると、浦壁容疑者側はヴィヴ設立に際し約7000万円を出資。さらにアドバンス社員2人をヴィヴに派遣して経理担当にし、資金を管理するよう指示していた。  ヴィヴは2004年5月から2006年9月までに高額なCD-ROMを販売し、約2600人の聴覚障害者を含む全国の約5500人から約30億円を集めたとされ、生活経済課は悪質なマルチ商法とみて操作を進めている。  調べではヴィヴはインターネットのオンラインゲームサイトを運営し、ゲームの宣伝をする会員をマルチ商法で募集。浦壁容疑者らは2006年8月から9月にかけて、堺市の聴覚障害者の女性(64)ら6人に「最大で月に43億円の広告収入が見込まれ、会員一人あたり8万6千円もらえる。会員になるにはCD-ROMの購入が必要」だまし、1枚約53万円のCD-ROM計6枚を販売して、代金計約319万円をだまし取った疑い。  株式会社アドバンスは昭和48年に創立。バイオ関連の健康食品等を販売していたが、1993年より歯科領域に進出し、1994年には歯科用インプラント(AQB)の販売を開始。以降歯科関連材料、医療用具、関連機器(CAD/CAMシステム「Cadim」等)のため所沢、新座(府中に移転)に相次いで工場を建設し事業を拡大していた。

振り込め詐欺:2容疑者逮捕−−青梅署 /東京

青梅署は16日、いずれも住所不定、無職の井上登司(たかし)(38)と名倉賢治(57)の両容疑者を詐欺容疑で逮捕した。
 逮捕容疑は、昨年10月18日、青梅市内の建築業の男性(69)方に次男を装って電話をかけ「お昼が借金の返済期限だから銀行のATMから100万円を振り込んで」などとうそを言い100万円を指定口座に振り込ませた。翌日にも「まだ借金がある」などと同様の手口で100万円を詐取したとしている。
 青梅署によると、昨年9〜10月、管内で7件、被害総額約1000万円の振り込め詐欺事件があり、いずれも名倉容疑者が現金を引き出し、井上容疑者が近くにいたことなどから捜査を進めていた。

木曜日

「ナマコ事業でもうかる」 290人から7億円超 詐欺容疑などで17人逮捕

実体のないナマコ事業への投資名目で現金をだまし取ったなどとして、警視庁捜査2課は、詐欺などの疑いで、水産関連会社「南洋」社長、中元雅二容疑者(57)=東京都新宿区西新宿=ら17人を逮捕した。
 同課によると、昨年1月~今年1月、北海道や兵庫県、長崎県など全国の約290人から計約7億6千万円をだまし取ったとみられる。調べに対し、いずれも容疑を否認しているという。

 逮捕容疑は昨年10月、愛知県豊田市の派遣社員の男性(71)方に電話し「輸出用の乾燥黒ナマコ事業に力を入れている『南洋』に出資してほしい。安全で確実な出資先だ」などと嘘を言って80万円をだまし取るなどしたとしている。

 同課によると、中元容疑者らは都内の芸能関連会社の未公開株を購入した高齢者に弁護士などを装って電話。「購入代金の返金手続きをしてあげるから、かわりに優良企業である南洋に出資してほしい」などと持ち掛け、1口10万円で出資させていた。

 南洋はホームページなどで「青森県の漁業協同組合などと共同事業をしている」「顧問に水産庁元長官がいる」などとうたっていたが、同課によると、同社がナマコ事業を行っていた形跡はなく、共同事業なども虚偽だったという。

FX詐欺の疑い 社長ら4人逮捕

外国為替証拠金取引(FX)の投資を装い、高齢者から現金をだまし取ったとして、県警は17日、東京都港区の投資会社「PERSONAL」の社長、国分寛紀容疑者(39)=豊島区西巣鴨3丁目=と社員3人を詐欺容疑などで逮捕したと発表した。


 捜査2課によると、4人は2009年12月、横須賀市の80代の女性ら2人に「南アフリカの通貨ランドを扱っている。年5~30%の配当が確実。マイナスには絶対しない」などとウソを言って投資を勧誘し、計1995万円をだまし取った疑いがある。


 実際は全く投資をせず、4人で分け合ったり、国分容疑者が都内で経営していた飲食店の営業資金に充てたりしていたという。国分容疑者は「弁護士と相談する」と容疑の認否を留保しているという。


 同課によると、顧客は関東中心に約200人おり、8割が80歳以上の高齢者で認知症の人もいたという。いずれも投資実態はなく、被害総額は約7億5千万円に上るとみている。

新薬開発投資で利益得られる 詐欺未遂で男を逮捕

新薬の開発に出資すれば、利益を得られるとウソの投資話を持ちかけて女性から現金をだまし取ろうとした男が逮捕されました。 詐欺未遂の疑いで逮捕されたのは東京都豊島区の自称個人コンサルタント橋本阿南容疑者(27)は、今月7日、神戸市の86歳の女性に「新型インフルエンザの新薬の開発に1千万円出資すれば600万円を上乗せして、支払う」などと嘘を言って、1千万円をだまし取ろうとした疑いが持たれています。 橋本容疑者は容疑を否認していますが、警察は共犯者がいると見て調べています。

10億円不動産詐欺で逮捕の会社役員ら20億円詐欺で再逮捕

「杏林製薬」の持ち株会社の元会長が、うその土地の転売話を持ちかけられ、現金10億円をだまし取られた事件で、警視庁は新たに、現金20億円をだまし取った疑いで、不動産会社役員らを再逮捕した。
詐欺の疑いで再逮捕された不動産会社役員・依田一義容疑者(37)ら4人。4人は、「キョーリン製薬ホールディングス」の元会長に、うその土地の転売話を持ちかけて、購入代金30億円の一部の20億円をだまし取った疑いが持たれている。
依田容疑者らは、だまし取った金を元会長から借りたように装うため、うその借用書を偽造していたという。

ロックバンド・ツイストの元ギタリスト逮捕「子供の学費が払えない

「自分の子供の学費を払えない」とうそをついて、知り合いの男性から現金90万円をだまし取ったとして、
80年前後に人気を集めたロックバンド「ツイスト」の元ギタリスト・作本光弘容疑者(55)が12日、詐欺の疑
いで熊本県警に逮捕された。作本容疑者は熊本県出身で、去年5月から行方がわからなくなっていた。

未公開株詐欺、被害2億円超か=グループの4人を逮捕―警視庁

未公開株を買い取ると持ち掛け、名古屋市西区の無職男性(78)から5430万円をだまし取ったとして、警視庁愛宕署は9日までに、詐欺容疑で、札幌市中央区南3条西、派遣社員の稲田昭吾容疑者(32)ら男女4人を逮捕した。
 同署によると、稲田容疑者ら3人は容疑を認め、1人は一部否認している。4人は全国の197人から約2億1000万円を詐取した疑いがあるという。
 逮捕容疑は昨年8~10月、男性宅に電話で「指定する銘柄の未公開株を買えば、既に持っている未公開株と一緒に1.2倍で買い取る」などとうそを言い、購入資金名目で計5430万円を振り込ませ、だまし取った疑い。

SC相模原の2選手が詐欺容疑で逮捕 忘れ物の財布、持ち主装いだまし取る

忘れ物の財布を届けた後、持ち主を装いだまし取ったとして、相模原署は9日、詐欺の疑いで、サッカー関東リーグ1部に所属するSC相模原選手の相模原市緑区二本松、会社員中川勇人(28)、大和市つきみ野、アルバイト村野太一(26)の両容疑者を逮捕した。
逮捕容疑は、2月20日午前3時10分ごろ、相模原市中央区のカラオケ店で、20代の男性客がトイレに置き忘れた現金約2万円入りの財布をだまし取った、としている。
財布を見つけた中川容疑者が同店店長(28)に届け、直後に村野容疑者が「トイレに財布を忘れた。届けられていないか」と持ち主を装い、財布を受け取ったという。事件当日は5、6人でカラオケをしていたという。約20分後に落とし主が店を訪れ、同署が詐欺事件として捜査していた。
両容疑者は2011年にそれぞれ他チームからSC相模原に移籍。SC相模原はJリーグ入りを目指して08年に創設し、8日に関東1部リーグ開幕戦で勝利を飾ったばかりだった。クラブは9日付で両容疑者の除籍処分を発表。望月重良代表は「子どもたちに夢を与える立場でありながら、選手への教育指導が不十分だったことを深く反省し、責任を痛感している」とコメントした。

FX無登録で集金容疑 11億円規模か 大阪府警

外国為替証拠金取引(FX)運用での高配当を約束し無登録で出資金を集めたとして、大阪府警生活経済課と東署は10日、金融商品取引法違反(無登録営業)の疑いで、大阪市中央区本町橋の資産運用会社「アドバンストステージ」元社長で韓国籍の鄭國保(てい・こくほ)容疑者(38)=日本名・中島国保容疑者、鹿児島市加治屋町=を逮捕した。鄭容疑者は「間違いない」と容疑を認めているという。府警によると、鄭容疑者は月2~5%の配当を約束し、鳥取や兵庫、大阪など15都府県の112人から約11億円を集めたことが確認されている。実際の配当額は約2億6千万円で、勧誘のために使われた経費などを差し引いた約6億円が使途不明になっており、府警は実態の解明を進める。 逮捕容疑は、国の登録を受けずに高配当を約束し、平成20年12月~21年2月、東京都世田谷区の会社役員の男性(48)ら3人から計2200万円を集めたとしている。府警によると、鄭容疑者は、関連会社によるセミナーを開催。カリスマトレーダーと称する仲間が登場して運用を説明し、鄭容疑者が「損はさせない」と勧誘していた

詐欺:会社から5億円か 容疑者「キャバクラ女性に渡す」

勤務先の口座から約2億3000万円をだまし取ったとして、警視庁中央署は11日、工業用ゴム製造会社「シバタ」(東京都墨田区)元経理係長、栗田守紀(もりとし)容疑者(33)=埼玉県朝霞市朝志ケ丘2=を電子計算機使用詐欺容疑で逮捕した。栗田容疑者は05〜10年、計約5億3000万円を不正に引き出していたとみられ、「大半は好きだったキャバクラの女性に渡した」と認めているという。
 逮捕容疑は09年4月〜10年7月、会社のパソコンからインターネットバンキングを利用して同社の銀行口座を無断で操作し自分の口座に計55回、計約2億3000万円を送金し詐取したとしている。
 同署によると、栗田容疑者は東京都葛飾区のキャバクラの女性から「重病を患っていて手術が必要」などと言われ計約4億9000万円を渡したという。

詐欺:株主配当金を詐取、容疑で郵便配達員逮捕--天満署 /大阪

他人宛てに郵送された大手薬品会社の株主配当金の通知書を使って現金をだまし取ったとして、天満署は10日、寝屋川市池田本町、郵便配達アルバイト、山田直道容疑者(26)を詐欺の疑いで逮捕した。容疑を認めている。山田容疑者は勤務中に配達予定の通知書を盗んだ可能性もあることから、同署は今後、窃盗容疑でも捜査する方針。
逮捕容疑は昨年12月、大阪市北区の郵便局窓口で、寝屋川市内に住む男性会社員(57)宛ての通知書を提示。男性を装って約5万円をだまし取った、としている。

詐欺:架空請求、3容疑者逮捕 私書箱を利用し現金詐取−−県警 /埼玉

「有料サイトの料金が未払いになっている」とうその請求をして現金をだまし取ったとして、県警は11日、いずれも詐欺容疑で、東京都新宿区西新宿4、会社員、菅原修平被告(28)=別の詐欺罪で起訴、東京都豊島区上池袋1、会社員、清水孝志被告(28)=同=を再逮捕し、東京都新宿区西落合3、会社員、後藤大輔容疑者(31)を逮捕したと発表した。3人はいずれも容疑を認めているという。
 逮捕容疑は、今年1月14日、京都府に住む無職女性(27)の携帯電話に「サイトの使用料金が未払いになっている」などとうそのメールを送信し、現金2万6000円をだまし取ったとしている。
 県警によると、菅原、清水両容疑者は、勤務していたインターネット関連会社のサイトに登録されていた延べ約600万件のメールアドレスを不正に入手。約1万6000件に架空メールを一斉送信していた。

詐欺:太陽光パネル設置で 容疑で販売会社代表を逮捕 /静岡

太陽光発電システムの設置を契約しながら工事をせず客から代金をだまし取ったとして、沼津署は10日、横浜市南区新川町1の太陽光発電システム販売会社「ソル・テック」代表、青木一雄容疑者(47)を詐欺容疑で逮捕した。
 逮捕容疑は昨年5月から6月にかけて、太陽光発電システムの取り付け工事を行うと偽って、沼津市在住の30代の男性2人から工事代金として計約304万円を指定の口座に振り込ませ、だまし取ったとしている。
 同署によると、青木容疑者は昨年7月1日付で契約者に事業を廃止するとの通知を送付した後、行方がわからなくなっていた。県内で同様の相談が十数件県警に寄せられ、被害総額は二千数百万円に及ぶとみられるという。青木容疑者は調べに対し「だまし取ったつもりはない」と否認しているという。

出資金1千万詐欺未遂容疑 日大生逮捕 兵庫県警

インフルエンザなどの新薬を開発する会社に共同出資する投資事業有限責任組合の関係者を名乗り、投資家から出資金をだまし取ろうとしたとして、兵庫県警捜査2課と東灘署は9日までに、詐欺未遂の疑いで東京都豊島区巣鴨3、日本大学生、三木玲治容疑者(23)を逮捕、送検した。 同署は同日、この組合の都内の所在地に捜索に出向いたが、営業実体は確認できなかったといい、架空の団体による詐欺事件の可能性が高いとみて解明を進める。  送検容疑は今月初旬、氏名不詳の数人と共謀し、神戸市東灘区の無職女性(86)に電話で「1千万円を組合に出資すれば600万円を上乗せして支払う」などと話し、7日午後4時半ごろ、女性の自宅を訪れ、1千万円をだまし取ろうとした疑い。女性から相談を受け、警戒していた同署員が現行犯逮捕した  同署によると、同容疑者は「出資金を受け取りに行ったのは間違いないが、詐欺団体とは思っていない」と容疑を否認しているという。   捜査関係者によると、この女性は今年2月、新型インフルエンザに有効なワクチンを開発する会社への共同出資者を募集するパンフレットをこの組合から受け取った。女性が連絡すると、2月以降、関係者を名乗る男が女性の自宅を数回訪問し、女性は現金で計数千万円を支払ったという。配当金支払い期限の3月末になっても入金されなかったことなどから、同署に相談していた。  捜査関係者によると、同様のトラブルは他県でも発生。金融庁によると、この組合の代表者は昨年9月、同庁に「適格機関投資家等特例業者」の届け出を提出。その後、連絡が取れなくなったため、同庁が同12月、「届出業者一覧」から削除していた。