北海道の水源地などを巡る投資詐欺事件で、実行グループにだましの手口を指南したとして、詐欺容疑で国際指名手配されていた東京都内の女(45)がタイから帰国し、大阪府警に逮捕されていたことが捜査関係者の話で分かった。女の勤務先の投資会社を事実上経営する男(47)も海外に逃亡中で、府警は詐欺容疑で逮捕状を取り行方を追っている。
捜査関係者によると、女は24日夕に府警に出頭した。男は投資詐欺集団を率いており、実行グループに顧客名簿や勧誘方法を伝えていたほか、別のグループにも詐欺の手口を指南して上納金を得ていたとされる。
一方、詐欺罪などで起訴された実行グループのリーダー、菊次達朗被告(46)の初公判が25日、大阪地裁であり、検察側は詐欺行為が組織的に繰り返されていたとして、組織犯罪処罰法違反(組織的詐欺)罪に訴因変更する意向を示した。
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