外国為替証拠金取引(FX)の投資を装い、高齢者から現金をだまし取ったとして、県警は17日、東京都港区の投資会社「PERSONAL」の社長、国分寛紀容疑者(39)=豊島区西巣鴨3丁目=と社員3人を詐欺容疑などで逮捕したと発表した。
捜査2課によると、4人は2009年12月、横須賀市の80代の女性ら2人に「南アフリカの通貨ランドを扱っている。年5~30%の配当が確実。マイナスには絶対しない」などとウソを言って投資を勧誘し、計1995万円をだまし取った疑いがある。
実際は全く投資をせず、4人で分け合ったり、国分容疑者が都内で経営していた飲食店の営業資金に充てたりしていたという。国分容疑者は「弁護士と相談する」と容疑の認否を留保しているという。
同課によると、顧客は関東中心に約200人おり、8割が80歳以上の高齢者で認知症の人もいたという。いずれも投資実態はなく、被害総額は約7億5千万円に上るとみている。
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