忘れ物の財布を届けた後、持ち主を装いだまし取ったとして、相模原署は9日、詐欺の疑いで、サッカー関東リーグ1部に所属するSC相模原選手の相模原市緑区二本松、会社員中川勇人(28)、大和市つきみ野、アルバイト村野太一(26)の両容疑者を逮捕した。
逮捕容疑は、2月20日午前3時10分ごろ、相模原市中央区のカラオケ店で、20代の男性客がトイレに置き忘れた現金約2万円入りの財布をだまし取った、としている。
財布を見つけた中川容疑者が同店店長(28)に届け、直後に村野容疑者が「トイレに財布を忘れた。届けられていないか」と持ち主を装い、財布を受け取ったという。事件当日は5、6人でカラオケをしていたという。約20分後に落とし主が店を訪れ、同署が詐欺事件として捜査していた。
両容疑者は2011年にそれぞれ他チームからSC相模原に移籍。SC相模原はJリーグ入りを目指して08年に創設し、8日に関東1部リーグ開幕戦で勝利を飾ったばかりだった。クラブは9日付で両容疑者の除籍処分を発表。望月重良代表は「子どもたちに夢を与える立場でありながら、選手への教育指導が不十分だったことを深く反省し、責任を痛感している」とコメントした。
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