偽名を使って大阪市から生活保護費を不正受給したとして、大阪府警東淀川署は27日、同市東淀川区下新庄4、無職、坂本敏和容疑者(39)を詐欺容疑で逮捕したと発表した。市は本人確認せずに約3年間で総額約300万円の保護費を支給。昨年9月に偽名だと把握したのに被害届を出していなかった。
逮捕容疑は08年10月、偽名で東淀川区役所に生活保護を申請。10年2月までに約190万円をだまし取ったとしている。府警によると、「生活費や遊ぶ金がほしかった」と容疑を認めている。
市によると、坂本容疑者は08年8月、大阪府茨木市内の路上で倒れているところを保護され、病院に入院。その際、偽名を名乗って茨木市から生活保護費を受け取った。退院後に大阪市に転居し、東淀川区役所に保護費を申請。区役所は戸籍などで本人確認できなかったが、茨木市で受給実績があったため、08年10月に支給を開始した。
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