うその盗難届を出して、レンタカー会社から車をだまし取ったとして、大阪、奈良両府県警は5日、無職中西義光(40)(奈良県天理市)、自動車修理業柿本憲治(43)(大阪府茨木市)両容疑者ら3人を詐欺の疑いで逮捕した。
両府県などの警察署には不自然なレンタカー盗難届がほかに18件(計約3800万円相当)出されているといい、両府県警は関連を調べる。
発表では、中西容疑者らは2010年12月、奈良市内のレンタカー会社で借りた乗用車(約100万円相当)を盗まれたとするうその被害を警察に届け出て、車をだまし取るなどした疑い。
中西容疑者は容疑を否認、残る2人は認めている。
車は見つかっていない一方で、中西容疑者の口座には柿本容疑者から多額の入金があり、両府県警は柿本容疑者のルートで売却されたとみている。
「全国レンタカー協会」(東京)によると、レンタカーのナンバープレート表記は原則的に「わ」で統一されており、一般への売却は困難という。
同協会は「会員のレンタカー業者に注意を呼びかけたい」と警戒を強めている。
(2012年12月6日 読売新聞)
2012-12-06 09:35 (読売新聞)
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