中国籍の男が日本に不法滞在中、実在する日本人になりすまして複数の不正なパスポートを取得し、出入国を繰り返していたことが9日、捜査関係者への取材で分かった。
埼玉県警は同日、クレジットカード詐欺事件で公判中のこの男を、旅券法違反容疑などで再逮捕した。
渡航先の中国でカード詐欺を支援する人物と接触していた可能性もあり、県警は詳しい経緯を調べている。
再逮捕されたのは、中国籍の無職、チェン・ジェンユイ被告(35)=詐欺罪などで公判中。
県警は、身分証明書を提供してなりすましに協力したとして、さいたま市内の40代の日本人の男も新たに逮捕した。
県警の調べでは、チェン容疑者は平成24年5月ごろ、埼玉県内のパスポートセンターで、男から受け取った身分証明書などを提出し、男に成りすましてパスポートを不正取得した疑いが持たれている。
2013-01-09 16:17 (MSN産経ニュース)
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