実体のない会社の社債を販売し、現金をだまし取ったとして、兵庫県警捜査2課などは30日、詐欺容疑で、東京都練馬区光が丘の会社役員、岡野力夫容疑者(51)ら9人を逮捕した。
県警によると、岡野容疑者らのグループは他にも十数社の名前を使い分け、同様の手口で現金をだまし取っていたといい、全国で138件、総額約16億円の被害が確認されている。
主犯格とみられる岡野容疑者は「(拠点の)事務所に出入りしたことは間違いない」と供述。
残る8人のうち2人は「身に覚えがない」と否認している。
逮捕容疑は平成23年12月、香川県三豊市の男性(69)に対し、東京都豊島区の環境機器販売会社「パナコム」の社債販売を持ちかけ、現金200万円をだまし取ったとしている。
同社は登記のみのペーパー会社だった。
県警によると、男性は同年11月、別の業者からパナコムの社債数百万円分を購入。
翌月になってパナコムの社員を名乗る男から「(他業者から)当社の社債を買った行為は違反。
支払った金は返すので、新たに社債を購入してほしい」などと持ちかけられたという。
県警は別の業者も岡野容疑者らのグループが、なりすましたとみて調べる。
2013-01-30 22:26 (MSN産経ニュース)
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