水源地や金山開発の権利販売をめぐる投資詐欺事件で、大阪府警や青森県警など9府県警の合同捜査本部は29日、国際刑事警察機構(ICPO)を通じて国際手配していた住所不定、職業不詳の大山多賀男(たかお)容疑者(48)を詐欺容疑で逮捕した。
マカオ当局が27日、大山容疑者を見つけて国外退去処分にし、成田空港で逮捕されたという。
大阪府警によると、一連の事件での逮捕者は43人目。
合同捜査本部は、大山容疑者が詐欺の手口を考案、指南する詐欺グループの中心だったとみている。
このグループは、大雪山系の水源地開発など架空の権利の販売業者や、買い取り役の業者などと役割を分担して、電話などで相次いで勧誘し、購買意欲をあおる「劇場型詐欺」の手口で、高齢者ら数百人から約30億円を詐取したとされる。
合同捜査本部はうち、15人に対する1億9千万円分の詐欺容疑で立件した。
2012-12-30 10:06 (朝日新聞)
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