医療法人社団「真匡会(しんこうかい)」(東京都新宿区)の医療機関債の販売をめぐる詐欺事件で、大阪府警は11日、詐欺容疑で指名手配していた同会の実質経営者、川野伝二郎容疑者(47)=同港区=を逮捕し、発表した。
川野容疑者は「首謀者ではなく、わかりません」と容疑を否認しているという。
生活安全特捜隊によると、事件の逮捕者は11人目。
主犯とみられる川野容疑者だけが逃走し、府警は6日に指名手配して行方を追っていた。
11日午前9時前、弁護士に付き添われて府警本部(大阪市中央区)に出頭したという。
逮捕容疑は、他に逮捕された男女10人と共謀して2011年5〜10月、「人工透析の医療機器を買う」「銀行よりも利率が高い年利4・3%で3カ月ごとに利息が振り込まれる」などと偽り、大阪府や神奈川県の男女5人に真匡会の医療機関債を買わせ、計約4600万円を詐取した疑い。
府警は、川野容疑者らのグループが、医療法人社団「みらい会」(山梨県)、同「心の絆」(埼玉県)の医療機関債の販売にも関与し、被害総額は3法人で計21億円余りに上るとみている。
2013-02-12 23:21 (朝日新聞)
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