大阪府警は21日、虚偽の会社設立登記をしたとして、大阪市中央区伏見町、自営業筒井弘志被告(66)(詐欺罪で公判中)を電磁的公正証書原本不実記録・同供用容疑で逮捕した。
筒井被告は詐欺事件に悪用されるペーパー会社などを売る「道具屋」のリーダーで、転売されたペーパー会社が海外への投資詐欺に悪用され、約2億円の被害が出ている。
発表では、筒井被告は2011年5〜9月、東京都内の法務局に、多額の資本金があるように偽造した通帳のコピーを提出し、実体のない貿易会社など2社の設立登記をした疑い。
容疑を認めているという。
府警によると、筒井被告は多重債務者らを無断で代表者に据えて約50社のペーパー会社を設立。
会社名義の通帳約200通と携帯電話約200台を契約、詐欺グループなどに1社当たり100万〜200万円で転売、約1億円を売り上げていたとみられる。
筒井被告は昨年9月、国の中小企業緊急雇用安定助成金を不正受給したとして、詐欺容疑で逮捕されていた。
(2013年2月22日 読売新聞)
2013-02-22 11:48 (読売新聞)
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