医療法人社団「真匡会(しんこうかい)」(東京都新宿区)の医療機関債をめぐる詐欺事件で、大阪府警は6日、逮捕状を取っていた11人のうち男女10人を詐欺容疑で逮捕し、発表した。
残る主犯格で、同会の実質経営者の男(47)の行方を追っている。
医療機関債をめぐる詐欺事件の立件は全国初という。
医療機関債は、病院設立や医療機器購入などを目的に発行が認められ、地域住民や地元金融機関が主な引き受け対象。
生活安全特別捜査隊によると、真匡会は不特定多数を勧誘しており、被害者は高齢者を中心に全国386人、被害総額は約12億8600万円に上るという。
逮捕されたのは、医療債の勧誘・販売を委託された「共同医療事務センター」(新宿区)の東京営業部隊トップ・幸松秋司(こうまつしゅんじ)容疑者(41)と、同大阪営業部隊トップ・和田亨太容疑者(32)ら。
逮捕容疑は、2011年5〜10月、「人工透析の医療機器を買う」などと偽って、男女5人に医療債を買わせ、計約4600万円を詐取した疑い。
2013-02-06 15:12 (朝日新聞)
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