警察官をかたり、高齢女性から現金をだまし取ろうとしたとして、井原署は15日、詐欺未遂の疑いで、自称・東京都渋谷区道玄坂の無職、城戸悠希容疑者(20)を逮捕した。
県警によると、「何のことだか分かりません」と容疑を否認しているという。
逮捕容疑は、氏名不詳者と共謀し、14日午前10時ごろ、矢掛町の無職女性(83)方に電話をかけ、「岡山県警の者です。
郵便局の不正を捜査している。
貯金を全額おろしてください。
タナカを行かせる」と嘘をつき、同日午後、「タナカ」を名乗り、女性方を訪問。
女性と近くの郵便局へ行き、定期貯金の解約手続きをさせて現金を詐取しようとしたとしている。
県警によると、城戸容疑者は背広姿で息子を装っていたが、郵便局の男性局長(50)が不審に思い、身分証明書の提示を求めたところ、「持っていない」と言って逃走。
局長が井原署に通報した。
約2時間20分後、捜査員が約5キロ離れた井原鉄道備中呉妹駅(倉敷市)で城戸容疑者を発見し、同署に任意同行した。
県警によると、岡山、井原両市と矢掛町内などで12〜14日、警察官をかたる不審電話が計27件あった。
被害は確認されていないが、同署は関連を調べる。
2012-11-16 02:08 (MSN産経ニュース)
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