債務整理の委任を受けた会社役員から額面6千万円の小切手1枚を詐取したとして、大阪府警は15日、大阪弁護士会所属の弁護士、田中英一容疑者(64)=大阪市西区江戸堀1丁目=を詐欺容疑で逮捕し、発表した。
「金は預かったが、返すつもりだった」と容疑を否認しているという。
天満署によると、田中容疑者は2005年12月〜06年1月、会社役員の男性(65)が自宅を売却して得た6千万円を債権者への弁済に充てず、06年2月、大阪市内の金融機関で額面6千万円の小切手1枚に換えてだまし取った疑い。
田中容疑者には、数億円の借金があったといい、同署は詐取金を返済に充てたとみている。
昨年12月、債権者が、男性の自宅が売却されているのに弁済されていないことを知り、男性に連絡。
今年9月、男性の代理人が業務上横領容疑で同署に刑事告訴していた。
田中容疑者は、1978年に弁護士登録していた。
2012-11-15 19:53 (朝日新聞)
0 件のコメント:
コメントを投稿