海外商品先物オプション取引の顧客にうその説明をして投資金をだまし取ったとして、福岡、宮城両県警は、福岡市の投資コンサルタント会社の元社長ら10人近くを14日にも詐欺容疑で逮捕する方針を固めた。
捜査関係者への取材で分かった。
同社は九州や東北を中心に高齢者ら500人以上から30億円近くを集めていたという。
捜査関係者によると、同社は2008年6月に設立。
元社長らは11年1月までの間、金や砂糖などの海外商品先物オプション取引に高齢者らを勧誘する際、「絶対にもうかる」などとうその説明をして、複数の顧客から少なくとも1千万円以上の投資金をだまし取った疑いがあるという。
同社が顧客に勧めていたオプション取引はリスクが高いため価格は格安で、同社は顧客に大量に取引させることで、多額の手数料を受け取っていたらしい。
電話で勧誘を繰り返し、関心を持った相手とは自宅などで面会して投資を促す一方、顧客が解約を求めても「もうかるから、やめない方がいい」などと言って応じていなかったという。
2012-11-14 05:54 (朝日新聞)
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