奈良市発注の公共工事を巡る代金の水増し詐欺事件で、詐欺容疑で逮捕された同市南京終町4、広告代理店役員、片山雅之容疑者(45)の関係する建設会社が工事の孫請けに入っていたことが11日、関係者への取材でわかった。県警もこの事実を把握しており、工事費として「地元対策費」を受け取っていたとみて調べている。
市や関係者などによると、片山容疑者は、工事を請け負ったJV(共同企業体)から、別の会社を介して自宅が所在地となっている建設会社で工事を孫請けしていた。一方、共謀したとして逮捕された同市般若寺町、無職、秦万次郎容疑者(42)の個人口座には09年12月〜10年6月の間に約200万円の出所不明の臨時収入があったが、市へ届け出なかったため、秦容疑者は生活保護費を不正に受給した詐欺罪で実刑判決を受け服役している。
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