信託受益権の購入を勧誘し、多額の現金をだまし取ったとして、田辺署は18日、詐欺容疑で住所不定無職の板山竜二容疑者(23)を逮捕した。被害者は田辺市内の80代の女性で、板山容疑者がかかわったとみられるグループに県内の利殖詐欺被害としては今年最高の計5700万円をだまし取られたという。板山容疑者は「身に覚えがない」と容疑を否認しているという。
逮捕容疑は2月1日ごろ、田辺市内の女性宅で、信託受益権の購入代金と偽って、現金300万円をだまし取ったとしている。
グループは女性宅に架空の会社名で購入を勧めるパンフレットを送りつけ、別の証券会社を名乗る電話で「購入してくれたら3倍で買い取る」と勧誘。板山容疑者らが自宅やJR紀伊田辺駅で女性と会い、7回にわたって計5700万円を手渡しでだまし取っていたという。
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