母国に帰国した際に治療したように装って、役所から国民健康保険で治療費をだまし取ろうとしたとして、警視庁組織犯罪対策1課は、詐欺未遂の疑いで、東京都杉並区下高井戸、バングラデシュ国籍で調理師、エムラン・シャフィウル容疑者(41)を逮捕した。
同課によると、シャフィウル容疑者は「知り合いから治療費を出してもらう仕組みを教えてもらった。
もらえれば、もうけもんだと思っていた」などと容疑を認めているという。
逮捕容疑は、昨年6月、同区役所に、バングラデシュに一時帰国した際に心臓病で入院、治療したと装って診療内容明細書などを提出、海外治療費約97万円をだまし取ろうとしたとしている。
同課によると、シャフィウル容疑者は、実際にバングラデシュに帰国していたが、治療は受けていなかった。
同区役所の職員が、シャフィウル容疑者の書類を審査していたところ、病院名や病名は違うものの、治療費の内訳などそのほかの内容が同じ明細書を別人も提出していたことが発覚。
不審に思って、同庁に相談していた。
同課は、この別人のバングラデシュ人の男(51)やシャフィウル容疑者に指南した人物についても調べている。
シャフィウル容疑者は平成17年7月に技能資格で入国し、21年1月から国民健康保険に加入していた。
2012-07-27 14:33 (MSN産経ニュース)
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