和歌山、福井両県警は16日、社債の購入を持ちかけて現金をだまし取ったとして、いずれも会社役員の中谷昌浩(48)(福井市)と中崎幹雄(55)(福井県あわら市)の両容疑者を詐欺と金融商品取引法違反の疑いで逮捕した、と発表した。
2人が管理していた銀行口座には、大阪や鹿児島など30都道府県の73人から計1億1500万円が振り込まれており、和歌山、福井両県警は余罪があるとみて調べる。
発表によると、2人は昨年7〜10月、中谷容疑者が社長を務める会社「アイジーティー」が環境機器の製造販売を行っているように装って和歌山市内の無職女性(80)ら3人に社債の購入を持ちかけ、計3750万円を詐取した疑い。
2人は「だますつもりはなかった」と否認している。
2人が管理していた口座には数百万円しか残されていなかった。
振り込んだ73人の大半は過去に振り込め詐欺被害にあった60歳以上の高齢者で、両県警は個人情報の入手経路も調べる。
(2012年9月17日 読売新聞)
2012-09-17 09:26 (読売新聞)
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