同居していた母親が死亡したことを隠し、不正に恩給を受給していたとして、伏見署は10日、詐欺の疑いで、京都市伏見区深草上横縄町の無職、渡辺可寿子容疑者(70)を逮捕した。
同署によると「恩給をもらえなくなったら生活に困る」と容疑を認めている。
逮捕容疑は平成17年10月〜22年4月、同居していた母親が死亡しているのに生きていると偽り、母親が総務省から受給していた恩給計約700万円をだまし取ったとしている。
同署によると、渡辺容疑者は、母親が平成15年4月に病死した後も年金と恩給を受給するため、母が死亡したことを隠していたとみられる。
平成22年3月、渡辺容疑者から「死んだ母と一緒に住んでいる」との手紙を受け取った弟が同署に相談。
同月、自宅の布団から白骨化した母親の遺体が発見され、裏付け捜査を進めていた。
同署は、渡辺容疑者と同居していた娘=死亡=についても、被疑者死亡のまま同容疑で近く書類送検する方針。
2012-09-11 02:12 (MSN産経ニュース)
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