覚せい剤逃亡男を生活保護詐欺で再逮捕

札幌・中央署は３日、生活保護費を不正受給したとして、詐欺の疑いで住所不定、無職伊藤学容疑者（５３＝覚せい剤取締法違反＝使用＝の罪で公判中）を再逮捕した。

同法違反容疑で逮捕された後、車で一時逃走した。

札幌市が８月３１日、詐欺容疑で同署に告訴していた。

逮捕容疑は昨年９月〜今年６月、本人名義の高級外車など２台を所有していたのを隠し、同市中央区から１４回にわたって生活保護費計約１４０万円をだまし取った疑い。

札幌市によると、ほかに他人名義の車５台を使用していたという。

伊藤容疑者は「最初からだまそうとしたわけじゃない。

車は他人に買ってもらったもので、売って自立資金に充てるつもりだった」と供述しているという。

札幌市は２０１０〜昨年、同市白石区で不正に受け取っていた生活保護費約１００万円や医療費などと合わせ計約４３０万円を徴収する方針。

伊藤容疑者は今年６月２８日、逮捕された直後、捜査員の隙を見て車で逃走。

約９時間半後、同市内の地下鉄の駅構内で身柄を確保された。

（共同）［2012年9月3日18時6分］

2012-09-03 18:22 (日刊スポーツ)