震災で被災した住宅のリフォームを請け負ったまま工事をせず、現金をだまし取ったとして、いわき南署は27日、郡山市中町、住宅設備業谷本久夫容疑者(53)を詐欺の疑いで逮捕し、発表した。
「工事をするつもりだった」と容疑を否認しているという。
同署によると、谷本容疑者は昨年5〜6月、いわき市内の男性(51)に対し、「開成住宅設備」という架空の会社を名乗り、震災で壊れた屋根などのリフォーム工事を受注。
工事をほとんど行わないまま、男性に代金を先払いさせ、計11回にわたり現金約1150万円をだまし取った疑いが持たれている。
同署は、谷本容疑者にリフォーム工事を行う意思も技術もなかったと判断し、詐欺容疑で逮捕した。
開成住宅設備に関しては震災以降、「工事が進んでない」などとする相談が県や県警に50件以上寄せられているという。
2012-09-28 05:04 (朝日新聞)
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