名張市立看護専門学校で起きた現金着服問題で名張署は12日、詐欺の疑いで元市職員で契約社員の松尾裕行容疑者(40)=同市百合が丘東6=を逮捕した。
容疑に対して「着服した金を生活費に充てた」などと話している。
逮捕容疑では、松尾容疑者は昨年9月27日から11月4日ごろまでの間、勤務していた看護専門学校の女性職員(43)に対し「前任者が立て替えた生徒の授業料を返済しなければならない。
授業料の一部を抜き取り渡したい」と嘘を言い、数回に分け現金計375万円をだまし取ったとされる。
この問題では、市の調査で平成19年度からの5年間に授業料計1087万5千円、18年度から4年間に入学金42万円が不明となっていることが判明。
市は確認が取れた375万円分について今年2月、業務上横領容疑で松尾容疑者と女性職員を名張署に告訴した。
同署は調べの過程で松尾容疑者が女性職員をだまして犯行に及んだとみて逮捕した。
余罪を追及中。
松尾容疑者の逮捕に対し、亀井利克市長は「誠に残念で大変遺憾なこと。
捜査の状況を注視したい」とコメントを出した。
2012-09-13 02:08 (MSN産経ニュース)
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