死亡した実弟が受給していた遺族年金約570万円をだまし取ったとして、大阪府警八尾署は25日、同府八尾市宮町、警備員伊藤研治容疑者(65)を詐欺の疑いで逮捕した。
発表によると、伊藤容疑者は、大阪市職員だった父親の遺族年金を受給する資格を持っていた実弟が2001年に死亡したのに、生きていると偽った現況届を毎年、大阪市職員共済組合に提出。
06年6月〜10年10月の間、27回にわたり計約570万円を詐取した疑い。
高齢者の所在不明が問題になった10年に同組合が調査して発覚。
伊藤容疑者は弟の死亡後、9年半で約1200万円を不正受給していたが、同組合は書類の保管期間(5年間)である06年6月以降分について詐欺容疑で同署に告訴していた。
伊藤容疑者は「ぜいたくな生活を続けたかった」と容疑を認めているという。
(2012年9月26日 読売新聞)
2012-09-26 11:16 (読売新聞)
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