名古屋市中区栄の投資会社「BDI」の社長らが架空の投資話で顧客から現金をだまし取ったとして、愛知県警生活経済課と一宮署などは31日、同県岡崎市百々町、同社社長、今村賢(51)▽名古屋市中村区大宮町3、同社専務、小林英夫(58)▽同県安城市篠目町2、同社元専務、小原一夫(47)の3容疑者を詐欺容疑で逮捕した。
容疑は08年7月上旬ごろ、同県春日井市の自営業の女性(当時30歳)に対し「資産運用情報が入ったソフトウエアの販売権を買い取れば、販売利益から投資資金の3%分が毎月配当として得られる」「投資資金は期日に全額戻る」などと持ち掛け、2回にわたり計957万円をだまし取ったとしている。3人は「詐欺のつもりはない」などと容疑を否認しているという。
県警によると、女性は最初に約10万円の配当を受け取ったが、その後の配当はなかった。同社は08年当時、十数億円の負債を抱えており、破綻状況にあった。県警は、架空の投資話で集めた金を負債の返済などに充てていたとみている。
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