倒産企業の未払い賃金の一部を国が立て替える制度を悪用し現金をだまし取っていた事件で、県警暴力団対策課などは2日、埼玉県草加市谷塚町、飲食店従業員、伊藤好貴容疑者(40)を詐欺容疑で逮捕した。この事件の逮捕者は10人目。
逮捕容疑は、共謀して10年7〜12月、川崎北労働基準監督署に対し、経営実態のない川崎市多摩区の電気工事会社が倒産したと申請。認定を受けた上で、労働者健康福祉機構に対し未払い賃金が生じたと届け出て、計約830万円をだまし取ったとしている。
同課によると、伊藤容疑者は主犯格の津島義信容疑者(40)=同容疑で逮捕=と同級生で、従業員を装う役をした元同僚の男2人=同容疑で逮捕=をあっせんしたとみられる。「一切関係ない」と否認している。
0 件のコメント:
コメントを投稿