親族を装って「電車にかばんを忘れた」と電話をかけ、現金計255万円をだまし取ったとして、警視庁捜査2課は12日、葛飾区亀有2、無職、大山俊昭容疑者(27)ら5人を詐欺容疑で逮捕したと発表した。5人は葛飾区の暴走族の元メンバーや関係者で、同課は大山容疑者らが少なくとも2年前からオレオレ詐欺を繰り返していたとみている。
逮捕容疑は10年7月下旬、東久留米市の無職女性(79)方においを装って電話をかけ、「電車に忘れたかばんの中に通帳が入っていて、口座を止められた。100万円貸してほしい」などとうそをつき、女性方で現金105万円を受け取って詐取したなどとしている。大山容疑者ら2人は容疑を否認し、1人は一部を否認、残り2人は認めているという。
捜査2課によると、大山容疑者らは足立区や千葉県柏市などのアジトを転々としており、大山容疑者が現場の統括役、残り4人が架電役などをしていたとみられる。同課はさらに別の指示役がいるとみて調べている。
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