県内の女性から現金をだまし取ろうとしたとして、県警捜査2課と高千穂署は、大阪市の男ら3人を詐欺未遂容疑で18日までに逮捕したと発表した。うち2人は、金を受け取りに行って逮捕された1人が戻らないことを心配し、同署へ「様子見」に行ったところを署への建造物侵入容疑で逮捕され、関与が明らかになったという。
発表によると、逮捕されたのはいずれも無職の大阪市北区中崎西3丁目の田中慎太郎(29)、奈良県大和郡山市小泉町の今西正昭(31)、大阪府寝屋川市郡元町の今道朋之(29)の3容疑者。5月24日~6月3日、県内の40代女性に電話をかけて「通信教育講座受講料の不当請求の処理を代行する」と偽り、弁護士費用などとして250万円をだまし取ろうとした疑いがある。
田中容疑者は6月4日、金の受け渡し場所に指定していた高千穂町のレストラン駐車場に現れ、女性の相談を受けて張り込んでいた署員が詐欺未遂容疑で現行犯逮捕。今西容疑者と今道容疑者は7日深夜、署の駐車場にいたところを職務質問され、建造物侵入容疑で緊急逮捕された。「田中容疑者が逮捕されていれば署に車があるのではないかと思った」と供述し、詐欺未遂事件への関与を認めたという。
県警は3容疑者の自宅から、通信講座の受講生名簿など約240点を押収。3容疑者は全国で数件の犯行を認めているという。
0 件のコメント:
コメントを投稿