交通トラブルを処理する見返りと称して関係者から現金をだまし取ったとして、岡山県警は4日、通信指令課の警部補、小寺誠一被告(53)=同県浅口市、器物損壊罪で起訴=を詐欺容疑で再逮捕した。「だましていないし、金ももらっていない」と容疑を否認しているという。
逮捕容疑は、県警通信指令課で勤務していた昨年4月中旬、110番通報で交通トラブルを訴えられた男性の親族で、同県倉敷市の飲食店経営者(56)に対し、捜査権限がないのに「わしの派閥の人間が動いて事件を収められる」とうその話を持ちかけ、もみ消し料として現金約90万円をだまし取ったとされる。
県警によると、小寺容疑者は、親交のあった倉敷市の元暴力団組長、笠原忠行被告(52)=同罪で起訴=を介して飲食店経営者に話を持ちかけていた。小寺容疑者は09年10月、笠原被告に依頼し、同僚の女性警察官宅で車に塗装をはがす剥離剤をかけたとして、今年4月に逮捕された。
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