東京都中央区のビルメンテナンス会社「東京メンテナンス」の未公開株を巡る詐欺事件で、福岡、佐賀、長崎、大分4県警の合同捜査本部は19日、別の出資者からも未公開株の販売名目で現金をだまし取ったとして、元社長の亀井正行容疑者(73)(浜松市南区安松町)ら7人を詐欺容疑で再逮捕、新たに元営業員の田中克枝容疑者(39)(長野県佐久市塚原)を同容疑で逮捕した。
ほかに再逮捕されたのは、同社の元総務部長・津田勝(67)(埼玉県狭山市富士見1)、元通商部長・武田英夫(57)(東京都中野区中央3)、元株式公開準備室長・早川誠(65)(同板橋区宮本町)の各容疑者ら。
発表によると、8人は共謀し、同社が債務超過状態であるにもかかわらず、上場予定と偽った。その上で2009年1月~10年3月、福岡県の女性(84)ら5人に対し、「上場すれば1株(35万円)が数百万円になる」などと未公開株の購入を勧誘し、計555万円をだまし取った疑い。亀井容疑者は「未公開株を販売したことは知らなかった。指示もしていない」と否認しているという。
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