徳島信用金庫の元職員らによる詐欺事件で、詐欺罪に問われた元同信金職員、柴田浩文被告(32)=鳴門市撫養町立岩=と知人の無職、芝田國行被告(43)=住所不定=の初公判が20日、徳島地裁(佐藤晋一郎裁判官)であった。
柴田被告は起訴内容を認めたが、芝田被告は起訴内容の一部について共謀したことを否定した。
検察側は冒頭陳述で、同信金の顧客だった芝田被告が、柴田被告と知り合う以前から、別の信金職員と一緒に不正な融資に関わっていたことを明らかにした。
この別の職員の後任となった柴田被告は、以前の不正が発覚しないよう、芝田被告と共謀して穴埋めのために更に不正な行為を重ねたという。
起訴状によると、2人は共謀し、今年2月、柴田被告が勤務していた支店の顧客に「金利が高い時期なので、定期を一つにまとめてほしい」と持ちかけて定期預金証書を手に入れ、約1400万円をだまし取るなどしたとしている。
2012-08-21 13:18 (毎日新聞)
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