悪用されると知りながら面識のない男に銀行口座を譲り渡したとして、警視庁愛宕署は8日、犯罪収益移転防止法違反の疑いで、東京都世田谷区桜丘、農林水産省経営局事務官、落合拓也容疑者(25)を逮捕したと発表した。
同署によると、口座は振り込め詐欺に利用されたとみられ、千葉県警が今月2日に口座凍結していた。
落合容疑者は報酬として口座の入金額の3割を受け取る約束だったといい、「キャバクラなどで約100万円の借金があり、軽い気持ちでやってしまった」などと容疑を認めている。
逮捕容疑は7月下旬、千代田区内の郵便局で、犯罪に利用される恐れがあると知りながら自分名義のキャッシュカード1枚を東京都杉並区内の私書箱あてに郵送、譲渡したとしている。
落合容疑者は7月上旬、携帯電話に届いた「副業の案内」などと書かれたメールに返信し連絡してきた男の指示でカードを郵送すると、口座に100万円が振り込まれ今月1日に10万円を出金。
7日に港区内の銀行支店で残り20万円を引き出そうとした際に銀行側が気づき、同署に通報した。
2012-08-08 13:55 (MSN産経ニュース)
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